Photo:INDYCAR LAT USA |
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壮絶な戦いとなった500マイルレース
すごいレースだった! 6年間インディーカー・レースをやって来なかったフォンタナの2マイルオーバルは驚くほどバンピーに変わっていた。そこで新型シャシーを使ったレースは行われたわけだが、インディーカーの技術部門が巧みなエアロ・パッケージ・コントロールを行ったことと、ファイアストンの作るタイヤの絶妙なライフの長さによって、順位変動の目まぐるしい、誰が勝つかわからないレースとなった。
エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が優勝! どれだけ予測のつきにくいレースになっていたかは、このウィナーの名前を聞けばわかるでしょう。もちろん、彼はオーバルでは速いんだけれど。
最終ラップにダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)をパスしての優勝。去年のケンタッキーでのキャリア初優勝の時と同じ。
今日のエドが大きな喜びに包まれていたのは、キャリア2勝目を自らがオーナーを務めるチームで記録できたから。去年の勝利はサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングでのものだった。彼女たちに初勝利をもたらした、そういう価値ある勝利でもあった、
結成初年度に優勝。これは素晴らしいことだ。
予選9位だったカーペンターだが、ファイナルプラクティスではトップタイムを出していた。トラフィックでのマシンの仕上がりが良かったということ。ロードコースではからっきしダメなエドだけれど、オーバルではデビューイヤーから速さを発揮している。そして、それはシャシーが新型に代わっても保たれている。
残り6周、ラストチャンスで逆転勝利
残り6周でレースが再開されると、フランキッティは赤旗前と同じ強さでトップを走り続けた。トップでホワイトフラッグを受けた。ところが、その後にカーペンターが強烈なアタックを敢行。ターン2でトップを奪った。
そして、トップ交代劇の直後に佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がターン2でクラッシュ。レースはそこで終了。カーペンターが勝者となった。「去年の11月に生まれたばかりの新しいチームで勝てた。本当にうれしい」とカーペンター。「インディーは自分のミスで勝ち損ねた。今日、こうして勝つことができて最高の気分だ」。
ウィル・パワー自滅! 3年連続でタイトルを逃す
チャンピオン争いはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が制した。22番手スタートから4位でゴールして。
Photo:INDYCAR LAT USA |
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