Photo:INDYCAR LAT USA |
マルコ、4年ぶり2度目のポールポジション
ポールポジションはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)! キャリア2回目とは意外。それも、初のポールは4年も前の2008年、ミルウォーキーだった。つまり、マルコってロードコースではまだポール獲ったことがない。勝利はロード、オーバルそれぞれ1回ずつある。
「嬉しい。特に今シーズンの戦いぶりを考えるとね。とても厳しいシーズンになってるから」とマルコは話した。「このポールは自信に繋がるよ」。そう、彼は自身を失いかけていた。かなり危ない状況に追い込まれていた。今年はパフォーマンスでチームメイトたちに大きく劣るレースばかりを見せて来ているのだ。
アタック1周目が今日のブッチギリで最速の217.934mph! 単独でのスピードとしては驚異的だった。しかし、2周目は214mph台までダウン。それでもポールってところがマルコらしいといえば、らしい。
ポールを獲得した2ラップの平均時速は216.069mphで、216.058mphだったライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)は惜しくも2位に敗れた。両者を2ラップの合計タイムで比較すると、その差は0.0029秒しかなかった。
ウィル・パワーは3番手。しかしエンジン交換で10グリッド後退
ハンター-レイは17番手でエンジン交換もあり22番グリッドからのスタートに
予選3位はポイント・リーダーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。ただし、彼はエンジン交換のペナルティを受けるのでスターティング・グリッドは13番手になる。
もっとも、ポイント2位のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は、チームメイトがポールだったのに17番手と苦戦。しかも、彼にも10グリッド降格ペナルティが課せられるので、22番グリッドからのスタートとなる。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、予選16位だった。22台が参加した水曜日の合同テストに参加しなかったため、マシンセッティングを突き詰めることができていなかった。その上、朝のプラクティスがフルコースコーションなどで短くなり、作業はさらに制限された。苦しい状況でも琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングはエンジニアリング能力を発揮し、予選でのマシンはプラクティス時より2mph以上速くなっていた。
「プラクティスはもっと走りたかったのに走れなかった。やりたいことが山ほどあったのに、ほとんどやれなかった。それでも予選での自分たちの到達したスピードには満足してます」と琢磨は話した。「高い気温と路面温度で、路面のグリップも低かったけれど、マシンのバランスもまずまずだった。あとはファイナルプラクティスでレース用のセッティングを詰めます」。
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