レイアウト変更したソノマでどんなオーバーテイクシーンが実現するのか?
お久しぶりです!
中国・青島でのレースがキャンセルになって、お盆休みみたくなってましたね、インディーカー・シリーズは。
今週末のレース向け”プレビュー”のお届けが遅くなってしまいました。休みボケしちゃってたからではありません。少々調べもので時間がかかったところへ、現地宿泊先の通信トラブルが重なってしまったんです。お詫び致します。
さぁ、もう今シーズンも残すところ3レースとなりました。今週末はノーザン・カリフォルニアのソノマ・レースウェイが戦いの舞台です。このサーキット、インフィネオン・レースウェイという名称で近頃は親しまれて来ましたが、その前はシアーズ・ポイント・レースウェイという名前で、スピードウェイ・モータースポーツ・インコーポレーテッド(SMI)が傘下に収めた後、ネーミング・ライツをインフィネオンに販売したのでした。しかし、両社の契約が今年の夏前に切れ、今はソノマ・レースウェイを名乗っています。
そのレースウェイが、今年はレイアウト変更を行いました。「オーバーテイクが全然起こらないつまらないレース」と言われ続けていた、その汚名を挽回しようと改修がなされました。
今回のコース変更、一番大きいのは最終コーナーの改良です。エスケープゾーンの一切無いオリジナルのヘアピンコーナーと、大きくエスケープを取った去年までのコーナーとの間に、よりタイトな形状のヘアピン・コーナーを設定しています。去年より200フィートもコーナーは奥へ行ってます。しかも、コーナー入り口がタイトにされたので、ブレーキング競争が激しく行われるはずです。
最終コーナー前は右へ緩やかに曲がるターン10があって、その前に90度に2回曲がるシケインが設けられているわけですが、そのシケイン出口のコース幅が10~50フィート広げられました。このシケイン自体が、そもそもオーバーテイクポイントとなるよう作られたのですが、去年までだとなかなかパスが見られませんでした。それが、このコース幅拡大によって、パス実現の可能性がアップしそうです。しかも、シケイン脱出スピードが上がって最終コーナーへのアプローチ速度もアップすることから、よりハードなブレーキング競争がそちらで見られるという次第です。
最終コーナーから見て、コースの真反対にあるターン7にもレイアウト変更があります。こちらもヘアピン形状のコーナーなんですが、ふたつのコーナーで構成されていたのを、ひとつのタイトなものに変えたので、ブレーキング競争、サイド・バイ・サイドでのバトルが見られる期待がされています。
過去3年間のトップ3を挙げると、去年が優勝=ウィル・パワー、2位=エリオ・カストロネベス、3位=ライアン・ブリスコー(ペンスキーがトップ3スウィープし、ガナッシ勢は4、5位でした)。10年が優勝=パワー、2位=スコット・ディクソン、3位=ダリオ・フランキッティ。09年が優勝=フランキッティ、2位=ライアン・ブリスコー、3位=マイク・コンウェイ。記録からするとソノマではペンスキー優勢‥‥でしょうか?
佐藤琢磨は一昨年も去年も決勝は18位。予選も16位、17位とソノマでは思い描く通りの走りができていません。しかし、今年の彼らはテストを敢行! 優勝争いへと絡んで行くことを目指しています。
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