R13 ゴープロ・インディー・グランプリ・オブ・ソノマ
カリフォルニア州ソノマ
ソノマ・レースウェイ
3.837㎞×85周
Day1 プラクティス1
1分20秒8900 23位 19周走行
セッティング変更に時間を費やし、セッション終盤走れず
佐藤琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、事前テストを行って臨んだソノマで厳しい走行初日を過ごした。トップのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がテスト時より速い1分18秒6887というベスト・ラップ・タイムをマークしたのに対し、1分20秒8900がベストと2秒近い差を突きつけられたのだ。
パワーらトップ5がベストを記録したセッション終盤、琢磨はマシンのセッティング変更を行っていて走行しておらず、その作業を終了してからもアタックラップを重ねることはできなかった。時間が足りなかったのだ。この路面状況がかなり良くなっていたセッション終盤に走り続けていなかったためにトップとのタイム差が大きくなってたのは確かだが、そうした条件を差し引いても、琢磨陣営の置かれている状況は厳しい。
「根本的なバランスに問題を抱えているというか
全然グリップ感がなくて踏んでいけません」
――事前テストの続きという感じで今回も走っているのでしょうが?
佐藤琢磨:もちろんその通り。だけど……おかしいなぁ。KVは調子良くなっちゃいましたね、去年まで2年間ソノマはダメだったのに。
――予想外の苦戦になっているんですね?
佐藤琢磨:そう。でも、なんでだろうねぇ? なんでしょう? ちょっと遅過ぎるね。
――テストでのマシンのフィーリングはどうだったんですか?
佐藤琢磨:テストからあんまり良くなかったんですね。しっくり来てなくて。そういう意味で今日は大きく色々と変更をして試したいっていうところがありました。今日は先週のテストでやり切れなかった部分を持って来て、もうちょっと深く掘り下げてやろうと。それで幾つかセットアップも変えて来たし、今日のセッションの中でも変更を少ししてったんですけど……。ウーン、何か根本的なバランスに問題を抱えてるというか、全然グリップ感がなくて踏んで行けない。
「明日は大ナタ!」
――新しくなったレイアウトっていうのは、走り易いんですか? 難しくなってますか?
佐藤琢磨:あんまり変わらない。ただ、一番奥のターン7? あそこはダブルエイペックスの長いコーナーで、進入で抜くのが難しくて、でも出口はずーっとマシンが横を向いてるんでトラクションをかけづらかった、特にタイヤが劣化してからは。それが新しいレイアウトだと、すごいタイトなヘアピンになって、ほとんどまっすぐブレーキングして、向きを変えてまっすぐ出て来る。オーバーテイクの可能性も増えてると思います。レイアウト変更は非常にポジティブですね。ただ、それ以外の部分で僕らは良くない。
――今日の路面はテストより良くなかったんですか?
佐藤琢磨:いや、テストよりコンディションは良くて、風向きもテスト時より良かった。だから全体的にラップ・タイムは上がってるんですけど、僕らはある意味変わってないから。よろしくないですね。
――厳しい状況下、明日は何を?佐藤琢磨:大ナタ!
――大きな好転がなされることを期待してます。
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