2012年8月6日月曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント64::R12 ホンダ インディー200 アット ミド-オハイオ Day3 ウォームアップ ウェットのウォーム・アップで佐藤琢磨は5番手タイムをマーク

 一度はキャンセルのアナウンスされたウォームアップだったが、天候が悪い状態は思ったほど長く続かなかった。雲の合間を使い、最初のスケジュールよりも1時間40分ほど遅れて、20分間だけだがウォーム・アップは開催された。
 赤旗が2回も出されたため、十分な走行を行えたチームはなかった。しかし、ミッド・オハイオのウェットコンディションというものを初めて体験できたドライバーは多くいた。佐藤琢磨もその一人だった。
 トップは完全ウェットセッティングで走ったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。女性ドライバーのシモーナ・デ・シルベストロ(ロータス・HVMレーシング)が4番手につける走りを見せた。そして、琢磨は5番手とまずまずの順位につけた。


Jack Amano(以下――):赤旗2回でまともに走れないセッションになっちゃいましたが、感触は?
佐藤琢磨:すっごい滑る。それで、滑るところと滑らないところのラインの差が激し過ぎる。ちょっと何周か走って、うまく走れる場所を見つけないと。飛んでもなく変なラインで走ることになると思うので。

――ミッド・オハイオというコースの持つキャラクターとして、ラインが変則的になっちゃうんですか?
佐藤琢磨:そう。濡れている場所によって全然グリップが違う。
――セッティングはどうでしたか?
佐藤琢磨:ちょっと、セッティング語るほどじゃなかった。でも、ちょっとくルマが固過ぎる気がした。ドライ寄りに過ぎてる感じがするから。特にライアン・ハンター-レイの後ろを走った時とか、彼のクルマは凄い柔らかくて前にスッと進んでたから。そこで僕らは彼の真後ろから横に出てしまったので、まともにトラクションのかからない状態になってしまった。
――レースはウェット期待、ですか?
佐藤琢磨:うん、そうですね。とにかく、まぁ17番手からのスタートで、ドライでは非常にパッシングが限られるコースなので、なかなか順位を上げるのは難しいと思う。だから、ウェットに期待するところは大きいです。
――実際に今、チームが掴んでいる天気の情報では、レースはどうなるとの感触を持っているんですか?
佐藤琢磨:まぁ、幾つか雲の帯が来ているんですよね。だから、それらがうまくレースのスタートの時に重なればウェットレースになると思います。
――レースを通してウェットになる、あるいは、途中からドライにって可能性もあるわけですね?
佐藤琢磨:考えられますね。
――どういうセッティングにしてスターティング・グリッドに着くべきか、判断が難しいですね? 逆に、おもしろいとも見る側としては言えてしまうわけですが?
佐藤琢磨:まぁ、おもしろいし、ギャンブル性が高まるし、そこでセッティングがピタリと合う、ヤマが当たるチームと、当たらないところが出るかもしれないですね。
――では、当たる事を祈っています。
佐藤琢磨:はい。当たらぬも八卦、当たらぬも八卦ですね。

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