R12 ホンダ インディー200 アト ミド‐オハイオ
ミド‐オハイオ・スポーツカー・コース
オハイオ州レキシントン
コースタイプ:ロードコース
全長:2.258マイル(=約3.633km)×85周
Day2 予選 1分06秒4404 第1セグメント敗退 8周走行
走行レッドタイヤでのフィーリングはまずまず
決勝はレースストラテジーも重要に
得意のはずのミド‐オハイオ、佐藤琢磨は意外にも予選18位という結果に終わった。テスト時と異なる路面コンディションが影響してなのかグリップが得にくく、スピードが伸び悩んだ。予選前のプラクティス2でマシンを大きく向上させられなかったところが今回の苦戦に繋がっている。しかし、予選で装着したレッドタイヤでは得られたフィーリングはまずまず。ここまでの走行で得られたデータを基にウォームアップ用セッティングを決定し、そこでのデータをさらに検討に加えて決勝レースへと臨む。現状からどれだけマシンを進歩させられるか? そして、レースではチームのストラテジーも大きなファクターとなりそうだ。
「プライマリータイヤで大きなベースアップが必要」
Jack Amano(以下――):第1セグメントの通過ならず、18位という結果になりました。
佐藤琢磨:非常に残念ですね。でも、プラクティスと予選を走ったところから学べるところがあるので、明日のウォームアップでどこまでマシンを仕上げられるか、ですね。プライムタイヤの方で結構大きなペースアップをしなくちゃいけない。そこがポイントです。
――レッドタイヤのフィーリング、マシンセットアップとのマッチングはどうでしたか?
佐藤琢磨:フィーリングそのものは悪くなくて、グリップレベルの上がり方なども予想通りでした。それに合わせたバランスもそんなに外してはいなかった。でも、いかんせんスピードが足りなかった。スピードトラップも遅かった。ウィングは寝かせて行ったんですけども、届かなかったですね。
――今回、エンジンの使用距離がもう終わりに近いんですよね? それが影響している可能性もありますか? ホンダとシボレー、両陣営ともライフの終わりではパワー、耐久性ともに少々心配な状況があると言われていますが?
佐藤琢磨:ちょっとわからないです。確かにエンジンのライフは終わりの方です。今回のレースに向けてエンジンを換えるところまで行けなかったんですよ、実に微妙なところで。例えば、テストで雨が降ってしまったりだとかがあって……。それで今回もこのエンジンのままで行かざるを得なくなってるんです。次のソノマでは今季6基目のエンジン投入となるので、自動的に10グリッド降格のペナルティを受ける。本当は、もしここで今回みたいにあまり予選が良くなかったら、エンジンをここで換えちゃうって10グリッドバックを受けることも考えていたんですけど、それはできなくなっています。状況は厳しいですね。
――明日に向け、明るい見通しは何があるでしょう?
佐藤琢磨:今日の予選で大幅にタイムアップをできたところ。相対的に、もうちょっとスピードが欲しかったところが今日はありましたから、それを明日のウォームアップ前までに、どうしてそうなっているのかをキッチリと見直して、決勝に向けた対処を行いたいです。
――今回は作戦でリカバーする戦い方も必要になりそうですね?
佐藤琢磨:燃費が相当厳しそうだから、多分、2ストップで走り切るにはかなりタイミング良くフルコースコーションが、それなりの長さでないとならない。2ストップで行けるところも出るかもしれないけど……。
――全員が3ストップになったとしたら、ピットタイミングを活かして上位へと進出することが可能ですね?
佐藤琢磨:そうだと思います。
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