R12 ホンダ インディー200 アト ミド‐オハイオ
ミド‐オハイオ・スポーツカー・コース
オハイオ州レキシントン
コースタイプ:ロードコース
全長:2.258マイル(=約3.633km)×85周
Day1 プラクティス1
1分07秒7677 19位 32周走行
今シーズン初めて事前テストを経て臨むレース
エドモントンでのレースを終えた後、ほぼすべてのチームがミド‐オハイオでテストを行った。佐藤琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングも、その一員となって走行。しかし、午後に集中豪雨があり、走行時間が短縮されてしまった。それでも、事前テストを行ったことで、新車によるミド‐オハイオ走行に対し、ベースとなるセッティングデータの収集は行えた。今シーズンはテストなしでずっと来ていた琢磨だっただけに、今回はコレまでよりも少し準備の整った状態でレースウィークエンドを迎えた。しかし、こういう時に限ってスケジュールは変則的で、3デーイベントだが金曜の走行は1セッションのみ。走行時間は多めに取られてはいたのだが……。
「マシンのバランスを追いかけていくうちにタイムアップ」
Jack Amano(以下――):プラクティス1、90分間で32周を走りました。セッション終盤に数ラップ、少しずつタイムを縮めていきましたが、最終的にラップタイムで比較すると、トップとは少し差がありますね。
佐藤琢磨:こないだのテストが雨で途中で終わってしまったので、そこから今日は繋げて行きたかったんですけど、セッションの最初はコンディションがテスト時とはかなり違っていたこともあって、かなりクルマのバランスが違っていて、そのあたりを追いかけて行くうちにセッションがタイムアップ……みたいな感じになりました。依然としてバランスにちょっと問題を抱えています。
――テストは今日より涼しかったんですか?
佐藤琢磨:そうですね、こんなには暑くなかったかな。でも、違ったとは言っても2~3℃の違いでしたね。
――では、今日とのコンディションとの違いとは、路面についてですか? アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)の走行直後だったので?
佐藤琢磨:そう。そうですね。ALMSが走って、最初、セッション走り出しの時はかなりこう……グリーシーというかヌルヌルした感じだったんだけども、まぁすぐに僕らのラバーが乗って、最初の30分以降は、コンディションとしては良くなっていたと思います。
――今回は金曜の走行が1セッションだけ、しかし90分という長さに設定されてますけども、通常とはプログラムとかも違って来ると思うんですが、どうなんでしょう?
佐藤琢磨:難しいですよね、やっぱりピットレーンでできる作業っていうのは限られていて、エンジニアにしてもデータをジックリと分析する時間もない中で、フィーリングなどによって決断をして次に進んで行かなきゃいけないので、そのあたりはちょっと難しかった。というか、大きな変更はできなかったですね。
――非常にタイトなタイム差の中に20台以上がひしめいています。ほんのちょっとのことでパッと順位は変わるということですか?
佐藤琢磨:それもあるし、けど、その差が小さいようで結構大きいというか、なかなかつまらないですよね。
――このコースは一昨年、去年と琢磨選手が良いタイムを出している。良いフィーリングを持っていると思いますが?
佐藤琢磨:そうそう。去年までフィーリングは良かったので、その分、今日のところはまだしっくりと来てない感じはあるんだけど、まぁ、それに近づけるようにして行きたいです。
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