ウィル・パワー、悲願のタイトルに向け正念場の一戦
去年、佐藤琢磨がキャリア2回目、ロードコース初のポールポジションを獲得したコース、それが新しいエドモントン・インディーのコースだ。同じ街中の空港を使いながら、一昨年までのコースとはレイアウトをガラリと変えている。
それでも、チーム・ペンスキーとかから「ウチはエドモントンで何勝……というスタッツが出てくる。基本的に無視してください、そういうのは。去年の彼らは確かに1-2フィニッシュだったけど。
今年のエドモントンの注目は、何といってもライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の4連勝がなるか? そして、ポイントリードをトロントで手放したウィル・パワーが勢いを取り戻す優勝を飾れるか?
パワーは去年のウィナー。2年続けて逃したチャンピオンの栄冠を手に入れるためには、エドモントンが踏ん張りどころだ。青島のレースがキャンセルになって、残りレース数はエドモントンを含めて5戦だ。「ミスは許されない」とパワーは気合いを入れてエドモントン2連勝を目指す。
RHRはストリートで速い。しかし、去年のエドモントンでは琢磨に無謀なオーバーテイクを仕掛けて接触、ペナルティを課せられた。チャンピオン争いをしている身として、今年は慎重なドライビングが必要だ。
佐藤琢磨、2年連続PPへ調子は上々! ハンターーレイにはご注意
もうひとつ注目したいのは、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングが今回こそマトモにレースできるのか? という点。スコット・ディクソン、ダリオ・フランキッティともにスタートからゴールまでキッチリ戦うところを今週末こそ見たい。彼らが早々にリタイアとかだと、やっぱりレースが薄味になってしまう。
忘れちゃならないのが、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の走り。去年は「雨で走行時間がほとんどなく、初めて使われるコースで……と誰にもアドバンテージがない状況だったから」とポール獲得を謙遜して見せてる琢磨だが、そういう状況で、そんなに慣れてないマシンでポール獲ったところは誇っていい。
ストリート。コース用マシンセッティングも向上して来ているようなので、ポールを狙っての全力アタック! 期待したい。そして、レースでもトップグループで、RHRにブツケられずに戦い抜いて欲しい。
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