プラクティス3はウェット・タイヤでスタート
土曜日、トロントの空は灰色の雲で覆われていた。走行開始前に強く雨が降り、それが止んだもののコースに水が残っている状態でプラクティス3は始まった。グリーンフラッグと同時に、昨日一切走れなかったジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)が勢い良くピットから飛び出して行った。
ウェット・コンディションで走ることは極限まで避ける。それがインディーカー流。雨の予選、雨のレースになる可能性は絶対にゼロじゃないのに、その確率がかなり高くないと各チームとも走らせない。今日のプラクティスでも、例えばターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングは、二人のベテランドライバーたちにウェットタイヤでの走行を一切させなかった。ドライセッティングのままのマシンで彼らは待機。コースが乾き、昨日のプラクティスとほぼ同じラップタイムをセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)が記録したのを確認してからコースイン。気温は24℃と涼しいと感ずるぐらいのコンディション下、ディクソンはトップタイムとなる1分00秒3841を6周目=彼自身の最終ラップに記録した。
2番手につけたのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)で、タイムは1分00秒3940。3番手はシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)の1分00秒6065で、4番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分00秒6151だった。
ブルデイは多くのドライバーがベストを記録したセッション最後の時間帯にはすでに走行を終えていたが、それでも5番手につけた。昨日の2セッションでトップだったダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)は6番手だった。
琢磨は22位に終わるが、ウェットタイヤでの時間帯はトップに
トップから8番手のオリオール・セルビア(パンサー-DRR)までがコンマ5秒以内におり、12番手のエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)までが1分00秒台を記録した。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は22番手だった。ベストは1分01秒5618。ウェットタイヤで、路面の状態が悪いコンディションでの走行中にはトップに君臨していたが、路面が乾いて来てからの時間帯に入ってから思うようにタイムを縮められなかった。
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