2012年7月7日土曜日

2012 INDYCAR レポート:R10 ホンダ・インディー・トロント Day1 プラクティス1 最速はダリオ・フランキッティ。佐藤琢磨は10番手

暑さの中でプラクティスがスタート
 始まりました、トロントでの走行=青空の下で。プラクティス1中の最高気温は29℃と、予報より2℃も低かったけれど、暑さは何やらそれ以上だった気がする。湿気が高かったからだろう。
 走行開始直後にピットでジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)が止まっているセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)のマシンに突っ込むという異常なアクシデント発生。ドラゴンのクルーにけが人が複数出た模様。ジャスティンのピットは佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)のピットの目の前。自身のピットボックスに入ろうというところから加速してブルデイ車にガッシャーン! ジャスティンのフロントウィング左側が壊れ、ブルデイ車はリヤ・ウィングをアッセンブリーで交換していた。原因はギヤが1速にスタックしたため。
 ジャスティンはセッション終盤にターン8のタイヤバリアにクラッシュ。どうやら先にスピンして後ろからタイヤバリアに突っ込んでいたアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート)を避けようとしてのことらしいが、散々なセッションに。
 トップはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)の1分00秒8972。去年のポール・タイム=1分01秒0249よりすでに速い。ダリオがトップというのは、去年と同じ。
 2番手はスコット・ディクソンでガナッシの1-2。3番手につけたのはルーキーのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)で、ホンダの-1-2-3。


意外な速さを見せる今年のKVレーシング・テクノロジー
 トニー・カナーンが4番手で、EJ・ビソが6番手と今年のKVレーシング・テクノロジーはトロントで意外や速い。去年までは苦手としてたのに。で、逆にイマイチなのがアンドレッティ・オートスポート。ライアン・ハンター-レイの8番手がベストで、ジェイムズ・ヒンチクリフは15番手、マルコ・アンドレッティは18番手。
 チーム・ペンスキーはまずまず。ウィル・パワーが5番手で、ライアン・ブリスコーは6番手。エリオ・カストロネベスは9番手と、全員シングルだ。
 パワー・アップ・エンジンのおかげか、シモーナ・デ・シルベストロ(ロータス-HVMレーシング)は25台の21番手。26周も走ったルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)より速かった。
 ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)は1周も走れずにセッションを終えた。

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