ホンダ・インディー・トロント
トロント市街地コース 1.75マイル×85周
Day2 予選
第2セグメント敗退 59秒8197 11位
トロントでの予選結果は、不運なペナルティもあって11位
スターティンググリッドは9番手に繰り上がる予定
3段階の予選に臨む前、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は第1セグメントの突破と第2セグメントでの健闘を誓っていた。金曜のプラクティスでトップ10につけたが、予選前のセッションではあと少しのところで足踏み状態に陥ったため、ファイアストン・ファスト6への進出までは少々難しいとみていたようだった。
それでも、レッドタイヤ使用での予選用セッティングは良いものを実現していたようで、実際に予選が始まってみるとトップコンテンダーたちも59秒台前半が今日のコンディションでは限界。琢磨にもトップ6に食い込む可能性はあるように映っていた。
あとコンマ1秒のゲインでそれは達成されていただろう。トップ6を争えるレベルへと琢磨とRLLのマシンはパフォーマンスアップを果たしたのだ。しかし、コースオフからの復帰でライバルの走行を妨害したとの判定が下され、ベスト2ラップが剥奪されるペナルティを受けた。それによって予選結果は11位となった。
ただし、アレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート)とジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)がエンジン交換のペナルティで10グリッド降格となるため、琢磨の明日のスターティンググリッドは5列目イン側となるはずだ。
「ベストではないですが順調にクルマ作りはできています」
Jack Amano(以下――):予選11位。第2セグメントでブロッキングのペナルティを取られたようですが?佐藤琢磨:まぁ、しょうがないですね。1コーナーのバンプでタイヤをロックさせてエスケープに出て、誰も来てなかったんだけどマーシャルが止めたんで、その指示通りに一度止まって、それから出てったんですけど、かなりタイヤがゴミを拾ってたので、チームからの情報もなくって、コースに入るところでウィル・パワーがものすごい勢いで近づいて来ちゃったんです。自分としてはベストを尽くしたんですが、ペナルティを取られてしまいましたね。
――59秒5が出てたんですよね?
佐藤琢磨:そうです。7位か8位にはなれてましたね。
――それより少しグリッドは下がってしまったということですね。
佐藤琢磨:はい。でもしょうがない。ここまでプラクティス3から復活できたのは良かったです。少なくとも、これまでのトロントの中では一番攻められた。それは良しとしたいです。
――プラクティス3までのデータから予選用のマシンをセッティングしたわけですが、予選でのマシンはどれぐらいの仕上がりでしたか?
佐藤琢磨:順調にクルマ作りはできていたと思います。もちろんベストにまではなっていなかったですけど、いい感じに来てたので、明日の最後のウォームアップで最後の確認をしたいですね。
――ウォームアップで行うべきことは?
佐藤琢磨:いつもと同じですが、ロングランがどれぐらいできるか、時間を見ながら、二種類あるタイヤを、セミロングランでどれぐらいのパフォーマンスやシフトがあるのかを見たいと考えています。
――レッドタイヤのトロントのコースでの性能はどうですか?
佐藤琢磨:レッドは結構コンシスタントなんです。逆にプライマリーが結構落ち込みが大きかったので、そこをどれだけ抑え込めるか、ですね。
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