ホンダ・インディー・トロント
トロント市街地コース 1.75マイル×85周
Day1 プラクティス2
1分00秒87831 10位 16周走行
佐藤琢磨、さらに暑くなったプラクティス2でも10番手タイムをマーク
過去2回チャレンジしたトロント、佐藤琢磨の予選順位は18位と19位と後方に沈んでいた。プラクティスからマシンコントロールに苦しみ続けた結果だった。しかし、異なるチームからの挑戦で事態は変わったようだ。走り出しのプラクティス1でトップ10入りし、2セッション目にラップタイムを縮め、同じくトップ10につけたのだ。明日の予選が楽しみになる走行初日となった。
「シーズンを折り返して、チームとしてもリセットして、
ストリートに戻って良い流れをつかみたいですね」
Jack Amano(以下――):プラクティス2も10番手でしたが、内容はどうでしたか?
佐藤琢磨:良かったと思いますよ。僕らなりに最初のセッションから学んだことをクルマに反映できたし、実際にポジションはトップ10で変わらないんですけど、自分たちなりに前進できました。
――明日の予選、トップ6は狙えそうですか?
佐藤琢磨:まだわからないけど、去年、一昨年の出足からなかなか苦労したって点と比べると、今年はとてもスムーズに来てるので、実際、プラクティスは赤旗とかで中断の多いセッションだったんだけれども、そういった中で自分たちとしては結構データが採れているので、明日のプラクティスでキッチリとまとめ上げて、予選では、今まで思い切った走りができてなかったから、まずはQ1突破、そしてQ2でいいところへと頑張って行きたいです。
――近頃、予選のパフォーマンスが良くない。去年と比べても、本来いるべきポジションじゃないところで戦っているという印象を自分でも持っていると思いますが、去年まで苦しんだトロントで良いパフォーマンスを発揮できているということで、流れを変えられそうな感じですか?
佐藤琢磨:色々なユニークなケースが続いますよね、インディー500以降。インディーに関してはキ
ッチリとプラクティス、あるいはテストができた状態で自分たちがどういうポジションで、何をすべきかっていうのがわかった状態で臨む予選や決勝になってましたけど、例えばデトロイトなどでは、僕もコースを知らないし、チームもチャンプカー以来という久しぶりさでしたよね。ショートオーバルでは幾つかアンラッキーなこともあってペースが上がって行かなかった。そういう意味で、僕らのチームは調子が上がって行っているっていう感じはなかったですよね。でも、シーズンが折り返して、チームとしても何かリセットをして、ストリートコースに戻って、トロント自体はチームとしては本当に久しぶりなんだけど、ある意味、スタートから出足は悪くないので、ここからちょっとペースを取り戻して、良い流れを掴みたいですね。
――次はエドモントン。去年ポールを獲得したコースです。その次もミド‐オハイオと、良い走りを見せて来ているレースが続きますよね? トップ5で戦った実績あるコースです。
佐藤琢磨:そうですよね。シーズンが進んで、他のチームもクルマが熟成されて来てます。だから、ここは当たりで、ここは外れ……て言う事がなくなって来ている。キッチリとみんな準備をして来て、それなりのパフォーマンスが出てるので、順位変動は少なくなって来ていると思います。コンペティションはものすごくタフになってて、まぁ、ここからエドモントン、ミド‐オハイオと僕にとってはゲンの良いコースが続くので、このトロントで、過去2年間良くなかった分、ここで良い流れ、良いファウンデーションを作ってこの先の2戦、3戦ね、良い形で上がって行きたいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿