ターボエンジン+プッシュ・トウ・パスで
さらにエキサイティングなレースを
6月27日、インディーカーは、「プッシュ・トゥ・パス」のロード/ストリートコースでの使用を第10戦トロント(7月6~8日)からのインディーカー・シリーズで再開させることを発表した。
オーバーテイクを補助するシステムは、2009年にインディーカー・シリーズに初めて導入されたもので、ターボチャージャーのブーストアップ、そして最大許容回転数のアップをステアリングホイール上のボタン一押しで可能とさせ、オーバーテイクを実現させる。
ブーストアップ量、時間などは今後決定
ブースト圧のアップ量、それが有効な時間は、インディーカーがコースによってルールで規定する。また、パワーアップした状態を1レースで各自がどれだけの時間、一度使った後、またすぐに使うまでに必要なリチャージタイムの長さに関しても、インディーカーが今後検討し、各サーキットに合わせたものを決定する。ただし、エンジン・マニュファクチャラーが規定内でそれぞれのエンジン性能を最大限に発揮させるべく、セッティングを調整することも可能となる。
今回導入されるプッシュ・トゥ・パスは、スロットルポジションがある程度のレベルまで達しないと作動しないプログラムとされ、ドライバーがスロットルを戻すか、もう一度ボタンを押すことで解除される。
ロードでの基本ブースト圧も150kPaに変更に
プッシュ・トゥ・パスの採用と同時に、ロード/ストリートコースにおけるターボのブースト圧の基本数値は150kPaに下げられる。そして、同システムが作動された状態でのブースト圧は、トロントから160kPaとされる。
各チームは同システムのテストを、トロントでオン週末にはプラクティスから行うことが許される。
インディーカーの攻めの姿勢が続いている。中国でのレースキャンセルは非常に痛いマイナスだった。それを埋め合わせるためにも、インディー、テキサスなどで見られたエキサイティングなレースをロードコースでも披露することがマストとなっている。
こんばんは。
返信削除いつも独自の貴重な情報、更新を待ちわびながら楽しみに拝見しております。
今回は質問があり初めてコメントいたします。
これからロード、ストリートの戦いが始まるわけですが、Push To Passの再開がどう影響するのかとても楽しみです。
ここで気がかりなのは、RLLのセカンドドライバーに内定していたルカ・フィリッピの情報が全くないことです。
彼はいったいどうなってしまっているのでしょうか。
Indy 500の時の情報ではこのトロントからの参戦も視野にあったようですが、どうでしょうか。
Indy 500でのミシェルとの共闘を見ても、琢磨選手の今後の活躍にも大きな影響を及ぼしそうなRLLの2台体制への拡張に関するニュースがありましたら、ぜひ教えていただきたく思っております。
これからもエキサイティングな記事を期待しております!
残りのレースが見ごたえのあるものになることを祈って!
では失礼いたします。