第8戦 ミルウォーキー・インディーフェスト
ウィスコンシン州ウエスト・アリス
ザ・ミルウォーキー・マイル
6月15日 Day1 予選
天候:晴れ
気温:摂氏31℃
アル・アンサーJr.に並ぶ27回目のポール獲得
伝説のオーバルでの予選、ポールポジションはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)が獲得した。今季初のポールとは、ディフェンディング・チャンピオンとしては少々遅い気もする。しかし、去年も実はそうだった。そして、そのレースで彼は優勝している。キャリア27個目のポールは、アル・アンサーJr.に並ぶもの。インディーカーの歴代7位タイにつけるポール獲得数だ。
フランキッティは 25人中の22番目にアタックし、2周平均168.737mphをマークした。43秒3100で2ラップを完成し、その時点でトップにいたジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)を2位へと引き摺り下ろした。両社の差は僅かに0.1157秒しかなかった。
予選3位はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、予選4位はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)のものとなった。
ただし、ウィルソンとパワーは「予定外のエンジン交換」のペナルティにより、10個のグリッド降格をさせられる。
ポールはフランキッティのままだが、明日のレースはハンター-レイがその横からスタートし、2列目にはルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)とエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)が並ぶ。バリケロは自己ベストとなる予選5位に食い込んだのだ。2人のチームメイトよりアタック順が遅かったこと、順番が遅いことで若干路面温度が下がっていたことなどがプラスに働いたようだった。
佐藤琢磨はグリップ不足で14番手にとどまる
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、予選14位だった。多くのチームが事前にテストを行ったが、RLLはテストに来れなかった。それが今週末の苦戦の大きな一員となっている。テキサスでの後に予定していたアイオワでのテストも、テキサスでマシンが壊れたために実現できなかった。ショート・オーバル用マシンを走らせるのが、RLLと琢磨は今日が今シーズン初めてだった。ライバル勢との間には、走り出す前から大きな差があったのだ。そして、その差を埋めることは難しかった。
予選前に得たデータでマシンセッティングした琢磨だったが、グリップ不足でターン4でマシンがスライドしていた。「今日のプラクティスでは時間が足りず、試したいことを全てやれなかった。予選でのマシンはセッティングがカンペキでなく、オーバーステアが出ていた」と琢磨は悔しがっていた。
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