アレックス・タグリアーニとブライアン・ハータ・オートスポート(BHA)が大仕事をやってのけた。今シーズンはデトロイトまでの6戦すべてでチーム・ペンスキーとチップ・ガナッシ・レーシングの二強がポールポジションを独占して来たが、第7戦テキサスはアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート)がダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)を0.0102秒差でトップから弾き出し、予選最速となった。
タグリアーニにとっては2年連続のテキサス・ポールで、キャリア8個目。昨年のインディー500で優勝しているBHAだが、ポール獲得は今日が初めてだ。
「今年もテキサスでポールを獲れて嬉しい。ブラジルに出場できなかった時、僕らのシーズンはインディーから始まる、と考えた。そして、その通りになっている。ホンダ・パワーのおかげだ。開幕4戦を僕らはロータスで戦ったが、その時から見てもホンダの進歩は素晴らしい。ハードワークを重ね、エンジンの性能アップを遂げたのだ。今日、チームのため、そしてホンダのためにもポールを獲得できて本当に嬉しい。明日のレースでも優勝争いをしたい」とタグリアーニは語った。
タグリアーニは2ラップ平均=215.691mphでポールについた。予選2位は215.646mph平均のフランキッティだった。「負けるのは悔しいけど、タグたちが素晴らしかった。ブライアン・ハータのチームが優れた能力を発揮したということ」と相手をフランキッティはライバルを讃えた。「明日のレースは面白くなるよ。ダウンフォースが小さく、マシンはドライバーが操らないとならない。ようやくインディーカーレースはあるべき姿、ドライバーのマシンコントロール能力が重要なものに戻る」ともフランキッティは話した。
3位はグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)=215.554mph、4位はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、5位はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。ホンダがプラクティス1同様にトップ4を独占した。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、2周平均=214.192mphで予選10位と、プラクティス1での苦戦ぶりからすると良い結果を手に入れた。
0 件のコメント:
コメントを投稿