ジャスティン・ウィルソンがテキサスを制す
佐藤琢磨はアクシデントでリタイア
ジャスティン・ウィルソンとデイル・コイン・レーシングがまたしても見事な勝利を記録した。どちらにとっても2009年のワトキンス・グレン以来となる優勝は、双方にとってのオーバル初勝利でもあった。開幕から6戦、チーム・ペンスキーとチップ・ガナッシ・レーシングが優勝を独占して来たが、ポールポジションはアレックス・タグリアーニとブライアン・ハータ・オートスポートが、そして優勝はウィルソンとコインのチーム、どちらも小さなチームが素晴らしい結果を手に入れた。
悔しい2位となったのがグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。228周のレースが226周を迎えたところで、トップを走りながらクラッシュ! 今夜は眠れないだろう。奇跡的に彼は周回を続けることができ、3.9秒差でゴールはできたのは救いだった。3位はライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)だった。
ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)がハンドリングの悪さでラップダウンに陥り、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は最多リードラップを記録したが、クラッシュしてリタイア。ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)もトップを走りながら、ブロッキングのペナルティを受けて8位フィニッシュどまり。シリーズのトップコンテンダーたちでも苦戦をする、非常に難しく、そして面白いレースとなっていた。
これでホンダは3連勝。デトロイトでの1-2-3フィニッシュに続き、テキサスでも1-2フィニッシュを飾った。マニュファクチャラー・ポイントは、一気に4点差にまで縮まった。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、20番手スタートを苦にせず、序盤にして6位までジャンプアップ。アグレッシブな戦いぶりで順位を上げて行った。しかし、64周目のターン2でクラッシュし、レースを終えた。順位は上げていた。しかし、「マシンのハンドリングは決して良くはなかった」と琢磨は語った。「落ち着いて走っていたんですけどね」とも彼は話した。タイヤのグリップ低下が著しいレースで、1スティントの中でラップタイムが大きくダウンする戦いになっていた。急激なハンドリングの変化が起こり、琢磨はマシンのコントロールを失ったのだった。
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