スコット・ディクソンの今季初ポールは、ホンダV6ターボの初ポール
そして、チーム・ペンスキーとシボレーの6連続ポールを阻止
天候:晴れ
気温:16〜18℃
デトロイトGPのポールポジションはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が獲得した。今季初、キャリア18個目。デトロイトでは08年に続く2開催連続のポールとなった。
ホンダV6ターボはデビュー6戦目にしてポールゲットを達成した。
ファイナルに進んだ6人を第2セグメントのタイム順に並べると、
ウィル・パワー
スコット・ディクソン
アレックス・タグリアーニ
シモン・パジェノー
EJ・ビソ
ライアン・ハンター-レイ
10分間の戦いはディクソンがリードし、パワーが自身の最終ラップで逆転トップに躍り出た。しかし、まだ余力を残していたディクソンが彼の最終ラップでパワーを2位へとひきずり降ろす1分10秒3162をマークした。0.0044秒という僅差でディクソンがポール、パワーは悔しい予選2位となった。
予選3位は大奮闘のタグリアーニ。4位も健闘著しいパジェノーのものとなった。
ホンダは初ポールを手に入れ、トップ4に3台を食い込ませた。エンジンパフォーマンスはいよいよシボレーに肩を並べたか、同等以上の性能を発揮するケースさえ出て来ているということだ。あとは燃費がどうなるかだ。開幕4戦ではシボレーが確実に優勢だったが、初オーバルレースとなった先週のインディー500ではホンダが2周以上も長く走れた。ロードコースではシボレーとホンダ、どちらが燃費性能での優位に立つか、注目したい。
ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポーツ)は、今季初めてファイアストン・ファスト6入りに失敗した。しかも、第1セグメントでの敗退。
ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)、トニー・カナーン(KVレーシングテクノロジー)も第1セグメントで敗退した。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、今シーズン初の第2セグメント進出を果たした。プラクティス3までのパフォーマンスからは第1セグメント敗退の可能性が濃厚だったが、レッドタイヤの性能をうまく引き出し、第二セグメントでは自己ベストを1分11秒81122にまで縮めてみせた。
プラクティス3までのベスト=1分13秒6104から大きなジャンプを果たしたのだ。しかし、第2セグメントの戦いでは最下位に終わった。明日のレースに向けては、さらなるセッティングの向上が必要と見える。
0 件のコメント:
コメントを投稿