アイオワでのプラクティス2終了
チームのミスもあって佐藤琢磨は24番手に低迷したまま
プラクティス1で得られたデータを基に、佐藤琢磨はプラクティス2では上位陣と肩を並べるところまで一気にマシンをレベル・アップしたい考えだったはずだ。しかし、その意向とはまったく逆に、思惑通りにマシンを進歩させることができなかった。
Jack AMANO(以下——)予選レースに向け、トップ8入りを目指した走りをするというよりは、レースセッティングを重視したセッションとしたのでしょうか?
佐藤琢磨:はい、そのつもりでした。
——心配されていたような、アタックを行う選手とスロー走行の選手が混在して……という状況は少なかったように見えましたが?
佐藤琢磨:そうでしたね。まぁ何人かはスロー走行している人も見えてたけど。実際に自分が走っている時にはいなかったですね。
——では、危険なことはあまりなかったんですね?
佐藤琢磨:危険はなかったけど、僕はもう抜かれるだけだったから……。
——今、クルマはどういった状況なんですか?
佐藤琢磨:今は走れない。まったく走れない状態ですね。いくつか不具合もあったし、本来繋がってなくちゃいけないフロント・アンチロール・バーとかが外れてたりとかね、ちょっと滅茶苦茶。だから、最初の半分ぐらいのセッションがなくなっちゃったような感じ。最後はタイヤを2セット使えるはずだったのに、時間がなくなって1セットしか使えなくて、僅か3周。バランスもグチャグチャだし、どうしようもないですね。
——レースに向け、進み具合が小さいセッションになってしまったのですね?
佐藤琢磨:そうですね。これからもう一度、何ができるのかというのを見て、レースでクルマを作って行くしかないですね。まだ、もう1回セッションがあるだけでも救われてます。
——レースモードでの予選という、初めての試みですが、何が心配で……とかありますか?
佐藤琢磨:多分、今の状態で僕らはまるでレースができないので、最後尾から単独で走ってどれぐらいなのか、どれだけスピードが上げられるのかっていうのがひとつのチャレンジになると思います。
——レースで順位を争うというより、自分たちのクルマに対する評価を行うようなレースになるということですか?
佐藤琢磨:そうですね。そうなります。
過去2年、非常に相性の良かったアイオワ・スピードウェイで琢磨は苦戦をしている。しかし、彼も言っている通り、まだ決勝前に走行のチャンスが残されている。しかも、レースを想定しての走りが可能な”予選レース”だ。この30周で何を掴めるか。予選レースという新システムをどう活用できるかを各チーム、ドライバーは試されるわけだ。
あまりに車をつぶすのでメカニックもフラストレーションいっぱいなのしょう。
返信削除インディ500以降結果を伴うレースが出来ていない。
条件はどのドライバーも同じはず。
詫間がFW12のショートオーバルが不得意なんじゃないですか?
私も同じ車体が使えない悪影響は否定できないと思います。
削除メカニックの不満のあると思いますが、完走していれば、結果を残せた速い車を次にも十分生かせたんじゃないかと。
たとえ全損でなくとも、ちょっとヒットしただけで、ゆがんだり、目に見えない部分への影響もあるのではと思いますし、このへんはフォーミュラカー全般にいえると考えていますが、どうなんでしょうね?
ペンスキー、ガナッシはいつでも速い車を作れていますが。。。
匿名さん、ともう一人の匿名さん、
削除コメントありがとうございます。レーススタート前にこの件について、現地取材中のジャックからメールマガジン・プレミアムで触れていましたが、マシンはかなり頑丈で影響がないのではないかという見かたでした。(事務局担当)