予選前のプラクティスではマシンを思うように煮詰められずにタイムも14番手と振るわず。佐藤琢磨の今年のテキサスは苦しいスタートになっていた。
しかし、予選では起死回生、トップ10入りするスピードを実現してみせた。プラクティスで得られたデータからマシンを変更し、トリミングもこなしてのアタックを行ったのだが、マシンが狙い通りのフィーリングとなっていたのだ。
Jack AMANO(以下——)予選、10位でしたね?
佐藤琢磨:良かったです。
——もっと苦しいポジションになるのかと思ってましたが?
佐藤琢磨:そうですね。みんなも分からない状態でスタートしてましたね。何台か、1周目と2周目の差が結構大きいところがあった。もしかしたら彼らはギヤリングがうまく行かず、ハード・リミッター当たっちゃったとかなんでしょうね。そういうこともあり得る戦いになってたから、10番手は朝のセッションから考えても凄く良いと思います。
——それなりにトリミングを行ってのアタックになっていたわけですよね?
佐藤琢磨:そうです。
——セッティングがうまく行ったというのは嬉しいことですね?
佐藤琢磨:はい。着地点は狙った通りになってました。ここからクルマ作りは大きく変わります。予選用と決勝用でセッティングは違うので。次のファイナルプラクティスですね。そこでクルマをちゃんと仕上げないと。
——エアロのルールがファイナルプラクティスの前に変わる可能性……という話がありましたが、インディーカーとドライバーたちはそうした話し合いを今も続けているんですか?
佐藤琢磨:まだわからない。もう少し待たないといけないです。
——あまり他のドライバーたちの口からは、その話が漏れて来ませんが?
佐藤琢磨:いえ、していますよ。
——表に出ていないだけということですか?
佐藤琢磨:はい。そうだと思います。
——ルールを変えるなら、ファイナルプラクティス前となりますよね?
佐藤琢磨:そうです。
——では、短いセッション、かなりまた大変ですね。
佐藤琢磨:ホント、そうですね。やること山積みです。僕らテストに来てないから、結構苦しいですけど、次も順調なセッションになることを願ってます。
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