2012年6月9日土曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント37 R7テキサスDay1プラクティス1「危ない。こんなのレースできない。テキサス用のエアロルールは集団で走れなくするためにダウンフォースを削ったワケだけど、凄いクルマはフラフラ。どっか飛んでっちゃうかと思った」

6月8日 テキサス・モータースピードウェイ=全長1.5マイル
天候:晴れ
気温:29〜31℃

Jack AMANO(以下——)走行開始が遅くなったプラクティスでしたが?

佐藤琢磨:危ないよ。

——今回のクルマが、ですか?

佐藤琢磨:危ない。こんなのレースできない。

——マシン同士を近づけさせないという狙いによって?

佐藤琢磨:ダウンフォースを削り過ぎ。それで危なくなってる。アンダーステアもオーバーステアも出て、最初の3周は死にそうだった。どっか飛んでっちゃうかと思った。僕らの持って来たセッティングがメチャクチャ狂いまくってて、これぐらいだっていうターゲットと大きくかけ離れてた。実際にデータを吸い取っても、エアロバランスも目が飛び出ちゃうぐらい違う数字が出て来ちゃってたから、それを追っかけるのに一生懸命で、トリムアウトとかは全然できなかった。

——凄く大変なプラクティスになってたんですね。

佐藤琢磨:エントリー・スタビリティがない。でも、コーナーの真ん中ではアンダーステアが出る。で、コーナーの出口ではリヤが巻き込んでスピンしそうになるし……と、こんな怖いオーバルは初めて。

——マシンが不安定なのは、インディーカーが今回のレース用に設定したエアロルールが一番の理由ということですか?

佐藤琢磨:そうですね。本当に怖かったですって。パックの状態、集団で走れなくするためにダウンフォースを削ったワケだけど、凄いクルマはフラフラ。

——じゃ、5月のテストは何だったんでしょう?

佐藤琢磨:そこからまた色々(ルールを)変えたから。予選終わった後、夕方にプラクティスがありますけど、もしかしたら、そこでインディーカーは少し(エアロのルールを)変えるかもしれないですよ。ちょっと危険だもん。

——5月のテストから、さらにドラスティックにエアロパッケージに変更が加えられた、と。

佐藤琢磨:そういうことだと思います。

——予選の順位はどれぐらい重要ですか?

佐藤琢磨:もし、この状態でレースするならメチャクチャ重要ですね。予選の順位からリカバーするの、本当に大変だと思う。だけど、今の状態で、どれだけ自分たちはトリミングできるかがわからない。だって、プラクティスでやってないから。

1 件のコメント:

  1. ダリオのコメント興味深いですね。
    これはいつの時代のマシンなのでしょうか?

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