デトロイトのレースデイは朝から快晴になった。まだ気温が上がり切らない状態でファイナルプラクティスが行われ、トップタイムはチップ・ガナッシ・レーシングの第二チームで走るグレアム・レイホールがマーク=1分11秒5597。ガナッシ第1チームのスコット・ディクソンが2番手と、ホンダ勢が1-2。
シボレーのエース=ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が3番手、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポーツ)が4番手。そして、5番手にはセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)が来た。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は1分13秒0522のベストを最終ラップにマークして16番手。ルーベンス・バリケロ(KVレーシングテクノロジー)はこのプラクティス終了後にスペア・シャシーに交換(エンジンをプライマリーカーから移植)した。グリッドは最後尾になる。
Jack AMANO(以下——)30分と短いセッションながら21周と多めの走行でしたね?
佐藤琢磨:そうですね。今日はかなり走りました。色々と見たいことがあったので。
——その手応えは?
佐藤琢磨:うーん、まぁそこそこには(マシンのレベルは)上がって来てるとは思いますけど、もうちょっと上がりたかったね、ラップタイム的にも。
——6列目からのスタート。ちょうど中団で大胆な作戦は選びにくいポジションとも思いますが、どんな戦い方をすべきと考えていますか?
佐藤琢磨:とにかくここはオーバーテイクが凄く難しいので、1周目の混乱には巻き込まれないようにして、もしポジションを上げることができたら御の字だし、ポジションを下げないようにね、アクシデントとかで。そういうところだけ気をつけて行きます。
——作戦はどうでしょう?
佐藤琢磨:レースは膠着すると思います。そこから結構ストラテジーの幅は持たせられるので、ピットウィンドウがオープンになってからは、チームによって攻め方がかなり変わって来るんじゃないかな?
——燃費も鍵を握る戦いになるということですね?
佐藤琢磨:そうですね。燃費は凄く大事ですね。
——ホンダエンジン、ロードコースでの燃費はどうなんでしょうか?
佐藤琢磨:まだわからない。様子を見てみないと何とも言えないけれど、(シリーズの)前半戦までと大きく状況が変わっているとは思わないです。
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