2012年5月7日月曜日

ジャック・アマノのインディな一日:オフの週末、テレビでケンタッキー・ダービーを観戦 あたりはもう初夏の雰囲気


もうクリーブランド界隈でも初夏といっていい陽気。
友人宅の庭も緑は青々、幾種類かの花も咲いている。
Photo:Masahiko Amano\Amano e Associati
インディー500よりも歴史ある、まさにクラシックイベント

 滞在中のオハイオ州クリーブランド近郊は、好い天気が続いてる。昨日も今日も、もう夏が来たみたい。
 今いるのはオハイオ州でも北側だけど、オハイオのすぐ南の州で昨日、アメリカ一番の競馬のレースが行われた。
 ケンタッキー・ダービー。それをテレビで見た。今年で138回目の開催と知った。インディーより40回以上も多い開催数。1.5倍とかの歴史の長さか。観客は、16万5,000人以上も集まっていた。新記録だそうだ。
 ケンタッキー・ダービーをリアル・タイムで見るのは、今回がテレビででさえ初めて。甚だ勉強不足で……。観戦席は、丸い柱とか、白塗りのところとか、歴史を感じさせる格好良さ。でも、そこに人が鈴なりになっていて、強度はダイジョブなのかと心配になった。芝生がすごくキレイだった。レースは薄茶色の砂の上で行われてたけど。
 今回のもう一つの発見。競馬には、自動車レースの「ジェントルメン、スタート・ユア・エンジンズ!」に共通するような掛け声があるんだね。ジョッキーたちに、「騎乗してください」って言ってる感じのだった。何てフレーズだったか、もう忘れちゃったが……。スタートに向けて場を盛り上げて行くセレモニー、競馬の方が勿論歴史は長いんだろうけど、それを土台にしてるインディー500の方が演出はうまいね。
 出場は20頭。多くない? これが普通なのか。
 騎手の多くはラテン系だった。日系アメリカンも一人いた。やっぱり小柄じゃないと駄目なんだな。
 レースは先行逃げ切りタイプの1頭がとても速く、ゴール前で勝負を挑めたのは意外や1頭だけだった(20頭も出てたのに)。で、その追い込みタイプが逆転勝ち。「アイ・ル・ハヴ・アナザー」(同じものをもう一杯……とでも訳す?)なんて変わった名前の馬だった。
 ケンタッキーの空、見事に晴れ渡ってた。汗ばむぐらいの陽気だった模様。今年のインディー500決勝も、そうなって欲しい。まだ少し先だけど。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿