インディアナ州インディアナポリス
インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
1周2.5マイル(=約4.023㎞)×200周
5月16日 Day5
プラクティス5 9位 220.856mph(=約355.357㎞/h) 51周走行
風が強いコンディションとなった走行5日目だったが、佐藤琢磨は 順調にプラクティスを進める。 Photo/Naoki Shigenobu |
走行5日目の琢磨は51周を走行し、べストは47周目にマークしていた。走行の最後に近いところでベストを出せるのは、セットアップが前進を続けていることの証拠だ。もちろん、このところのベストはドラフティング利用で記録されているものだが、ドラフティングを敢えて求めて走っているのが現状なのだ。
今日の進歩の状況は、琢磨が期待していたよりも小さかったと思われる。最後のロングランはルーキーのアクシデントでストップされた。ニュータイヤを投入したところだっただけに、残り15分でイエローフラッグが振られてしまったのは勿体なかった。
ゲインは小さかったかもしれないが、後退はしていなかった。小さなものでも毎日着々と良くなっている。それが琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの今年の戦いぶりと映っている。
「今日はレース用セットアップと予選トリムの過渡期」
Jack Amano(以下――):今日は昨日までと何か違うプログラムとかはあったのでしょうか?
佐藤琢磨:まあ、基本的には昨日の続きではあるんですけども、もう大分まとまったエアロマップのデータがあるので、それを基にセッティングを進めていました。今日はちょっとレースシミュレーションで、トラフィックの中をたくさん走るということができなかったんですけど、それに近いようなことはできたので、良かったと思います。
――昨日に比べ、今日は各チームが走る時間帯が散らばっていましたね?
佐藤琢磨:ちょうど、レース用セットアップと、予選トリムとの過渡期っていうか、トランジットをみんなしてたからなんでしょうね。だから、明日からはみんな、もちろんレースセットアップもやるんですけど、それをベースに少しずつトリミングが始まって行くんじゃないかな? それで、金曜日=ファストフライデーは完全に予選のことだけをやると思うんで。
Photo:Naoki Shigenobu |
――今日は風も強かったと感じていましたが、コースでもそうでしたか?
佐藤琢磨:はい。今日の風は強かったですね。それで幾つか、クルマが不安定になる部分があったんだけれども、逆にその中で安定して走れる感じを見つけたので、そういう意味では良い1日にできたと思います。
――また1段ステップを上がったという感じすか?
佐藤琢磨:そうですね。大分安心感というか、クルマ作りに関しても、幾つか再確認をしながら、何と言うんだろうな、振りたい方向、着地したいところに行けるようになって来ているので、良いと思いますね。
――それにしても、今日もまた晴れでしたね。
佐藤琢磨:このままずっと晴れですかね? 行ける感じですよね?
――こんなこと、記憶にないです。
佐藤琢磨:ホントですか。
――さっき、ボビー・レイホールもこんなことは記憶に無いって言ってたと聞きました。
佐藤琢磨:僕も過去2年は必ず雨降ってましたもんね。今年のような快晴続きは、とても良いことだと思います。
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