インディアナ州インディアナポリス
インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
1周2.5マイル(=約4.023㎞)×200周
5月13日 Day2
プラクティス2 13位 218.016mph(=約350.788㎞/h) 56周走行
Day2のプラクティスで56周を走行した琢磨。この日、57周を走ったクロウソンに 次いで、2番目となる周回数だ。ここまで2日間、順調にプログラムをこなしている。 Photo:Masahiko Amano\Amano e Associati |
「今日はすごく良いデータが取れました」
Jack Amano(以下――):今日は暑さの中での走行でしたね?
佐藤琢磨:そうですね。昨日までの天気予報はあんまり良くなかった。だから、今日のプログラムはそんなにフルプログラムにはしない予定になってたんですけど、朝から天気が良くて、雨も南の方を抜けてっちゃったみたいだったので、フルドライのプログラムに変えました。
――今日は風が多少出てました。気温も昨日より高くなっていた。そうした条件下でのマシンはどうでしたか?
佐藤琢磨:昨日走った時とは風向きが180度変わってましたし、気温も路面のコンディションも全然違う中でのスタートだったので、すごく良いデータが採れたと思います。今日、多分最も多くの周回をした者の一人になってたと思いますが、すごく良いデータが採れましたね。
――今日のベストラップは、誰かのトウ(ドラフティング)があったんでしょうか?
佐藤琢磨:いや、トウはしてなかったと思います。でも、色々試す中で僕らはもうかなりトリミングも始めてる。
――上位陣を見ても、単独走行で218マイル出ていたら、結構良いレベルって感じに見えてましたが、どうですか?
佐藤琢磨:そうですね。そんなところですね。
――それが、トウで221マイルまで跳ね上がっちゃうんですね。
佐藤琢磨:そうですね、うん。
――琢磨選手としては、まだ積極的にトラフィックで……ということにはなっていないんですね?
佐藤琢磨:まったくトラフィックはやってないです。今はベースのセットアップのデータを集めて、勉強してる最中なので。今の状態をベースにレースセットアップをしっかりと煮詰めてって、そこからトリミングアウトして、予選に向けたマシンを作ろうと考えています。それから、またダウンフォースを戻して、トラフィックを走るっていう進め方になって行くと思います。いずれにしても、来週、コンディションが良ければ、真ん中ぐらいにはミチェルとランデブーで走りたいと思ってるし、他のチームの誰かと一緒に走ってもいいし、必ずトラフィックはやります。
「木曜日までにしっかりしたセッティングを作ることになります」
チームクルーはまだ西海岸でのALMSシリーズ参加のため フルメンバーではないが、ジョルダインとの連携も上々だ。 Photo:Masahiko Amano\Amano e Associati |
――今年のユニークなルールで、予選前の金曜日から予選の2日間、合計3日間だけはブースト圧が高くされることになりましたよね? 予選のことは、金曜日1日だけで仕上げないとならないってことなんでしょうか?
佐藤琢磨:そうですね、ブースト上がるとコーナーへの進入スピードが偉く変わって来ちゃうので、そこまでにシッカリした足回り、セッティングを見つけておいて、トリミングとダウンフォースのバランスを取る、そのやり方はチームによって変わって来ると思いますよ。かなりエキサイティングな予選になりそうです。
――逆に、木曜まではレース用セッティングしかみんなできないってところもありますか?
佐藤琢磨:まぁ、そうですね。僕らは慎重にやって行きたいと考えてます。
――予選と決勝、どちらにどれだけの時間を費やすのか、そのバランス採りは相変わらず難しいのですね?
佐藤琢磨:はい。いずれにしても、基本のセットアップが決まらないとトリミングはあんまりできないので……。そうは言っても、今日の僕は結構もう(トリミングを)やっちゃったんだけど。ここまでは順調。2日目にしては、良い進化を遂げることができています。
――明日は何をしますか?
佐藤琢磨:明日はエンジニアリングのメンバーがフルに揃いますからね。ミチェルはミチェルで自分のピットスタンドも持つし、フルプログラムに移ると思います。
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