2012年5月4日金曜日

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:5月3日 MSRインディー,エンジン入手できずハワードをリリース

ホンダにエンジン供給を断られ、シボレーとの交渉も不調
 マイケル・シャンク率いるMSRインディーは、昨年インディー500へのデビューを果たした06年インディーライツ・チャンピオン、ジェイ・ハワードを彼らのインディー500参戦プロジェクトから解放した、と発表した。
 MSRインディーの今年のインディー500参戦を目指しているが、彼らを取り巻く状況は悪化の一途を辿っているようだ。エンジンメーカー3社と交渉を続けて来たシャンクだが、ホンダに「インディーでのエンジン供給は物理的にも無理」と告げられ、シボレーとの交渉も良い方向には進んでいないようだ。
 とても奇妙な話だが、今の彼らにとってエンジンを供給してもらえる可能性がいちばん高いのは、もしかしたらロータスかもしれない。彼らがインディー500から供給台数を減らす体制へと変わるのに対して、ホンダとシボレーは大幅増を余儀なくされるので、なおさらのことエンジンの数に余裕がなくなってしまうからだ。
 イギリス出身のハワードは、スポンサーをMSRインディーへと持ち込み、二度目のインディー500参戦を行うつもりだったが、チームが肝心のエンジンを手に入れられない状況から抜け出せずに来た。そして、その問題が解決される可能性は非常に低くなっている。
 シャンクとしては、ハワードには他チームからのインディー500出場のチャンスがあり、それを潰してしまうのはモラルに反する、との考え方だ。そのため、まだ少しの時間的余裕があるこのタイミングで、ハワードを自由の身としたのだ。
 

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