2012年5月14日月曜日

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:ジンクスを信じるならば避けたい……Indy500コースイン一番乗り


 今年のインディー500オープニングデイに最初にコースインをしたのは、カーナンバー2、IZODがメインスポンサーのチーム・ペンスキーのマシンだった。ドライバーはライアン・ブリスコーだ。
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 ピット出口に最も近い1番ピットは、敬意とともに昨年度優勝チームのブライアン・ハータ・オートスポートに与えられている。チーム・ペンスキーはその後ろの2、3、4番グリッドを今年のプラクティス用に選んだ。インディーでの彼らは、強力なライバル関係にあるチームとは離れたピットを望む。

 3台体制のペンスキーは、ブリスコーに先頭の2番ピットに配し、次にウィル・パワー、さらにはエリオ・カストロネベスという順番で並べている。そして、正午にコースオープンが告げられるや、ペンスキー・トリオはそのピットの並び順通りにコースへと飛び出して行った。

 コースインしてすぐ、3台のマシンはメインストレートを真横に一直線に並んで走り、ピットへと戻った。まるで、一つのセレモニーのように映った。インディー500の幕開けを祝うパレードラップのようだった。

 インディー500では、「誰が一番にコースインしたか」を記録して来ている。84年からと、100年の歴史に対して短い期間に渡るものだが、ブリスコーにはあまり知らせたくないデータとなっている。「コース一番乗りで勝ったドライバーはいない」、「コース一番乗りしてポールポジションを獲得した例は、わずかに1回しかない」という事実だ。

 インディー500での勝利、あるいはポールポジションのいずれもまだ達成していないブリスコーは今年、このデータにチャレンジする立場となった。

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