USACのスプリントカーレースに出場してきているブライアン・クロウソンが今年のインディー500にサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングから挑戦することが決定した。カリフォルニア出身、現在22歳のクロウソンは、昨年のインディーライツ・チャンピオン、ジョセフ・ニューガーデンのチームメイトとなり、ルーキーふたりで力を合わせてインディー500を戦うこととなったのだ。
4月初旬にテキサス・モータースピードウェイで開催されたルーキーテストにクロウソンは参加し、ホンダV6ターボ搭載のダラーラDW12を初ドライブし、無事にテストをパスした。これにより、彼のレギュラーシーズンのレース出場はすでに可能となっている。
しかし、インディー500には別ルールがあって、インディー500専用の特別なルーキーテスト=ルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP)を受け、それをパスしなければレースに出場することは許されない。クロウソンはインディーカー・シリーズへの参戦に備えてインディーライツに出場した経歴も持っており、インディー500のROPも問題なく通過できると見られている。
近頃ではスプリントカーやミジェットカーからインディーカーへとステップアップしてくる例が少ない。現役ではエド・カーペンターだけといった状況だ。サラ・フィッシャーもダートオーバルの出身ということで、クロウソンにチャンスを与えることとなったのだろう。
今年のインディー500に元F1スターのジャン・アレジがロータス・ワークスとして初参戦を試みるが、同じ年にアメリカ特有のダートオーバルの世界からも若手の有望株がチャレンジすることとなった。
これでホンダドライバーはレギュラー10人、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから出場するルカ・フィリッピ、AJ・フォイト・エンタープライゼスからエントリーするウェイド・カニンガムで12人となった。インディー500でのホンダ勢は14人になる予定なので、クロウソンとあとひとり、さらに発表がなされるはずだ。
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