2012年4月16日月曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント12 :R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ Day3 予選 「接触があって残念ながらQ1突破できませんでしたが、マシンは割とよかったと思います。決勝はレッドが2セットあり、9番手からのスタートなので正攻法で臨みます」

Round3 Toyota Grand Prix of Long Beach
Streets of Long Beach


ロングビーチ市街地コース
カリフォルニア州ロングビーチ
全長:1.968マイル(=約3.167㎞)×85周

4月15日 予選
1分09秒9000 13位(第1セグメント敗退)


天候:快晴
気温:15〜16℃


Q1突破にちょっとだけ足りませんでした

Jack Amano(以下――):コンマ1.4秒ほどの差で惜しくもQ1突破はなりませんでしたが……。

佐藤琢磨:はい、残念ながらQ1突破はまたしてもなりませんでしたね。

――連続して良いラップを重ねていて、タイムも1周ずつ着実に上がって行っていましたが、どんな予選となっていたのでしょうか

佐藤琢磨:そうですね。えーとねぇ、リヤをウォールに当ててしまって、トーリンクがちょと曲がってしまってる状態だったんですよね。ピットに帰ってきても時間内に直すことはできないし、スローパンクチャーするかと思ったけど、とりあえず大丈夫だったので、もう思い切り行くしかなかった。様子を見ながらって感じのアタックになってたんですけど、ちょっとだけ足りなかったですね。

――アウトラップでのアクシデントだったんですか?

佐藤琢磨:いや、2周目だったと思います。
――走り出して間もなくそういうことになっていたとしたら、クルマのフィーリングに対するコメントって難しいですかね?

佐藤琢磨:はい、しにくいですね。
――たらればですが、その状態で7番手、そして僅差でのQ1敗退となったのは、マシンは良かった方だと考えられるんでしょうか?

佐藤琢磨:まぁ、わりとそうだと思います。レッドタイヤに合わせたバランスチェンジって言うのはできていたと思うんですよね。でも、スピードがもうちょっと欲しかった。接触がなければQ1は突破できたと思うけど、上の方の人たちのラップタイムっていうのは自分としては見えてなかったかな。

――レッドタイヤに対する自分なりの評価というのは、どういものになりましたか?

佐藤琢磨:連続してタイムが出ていて、グレイニングみたいのも出なかったし、こないだのセント・ピーターズバーグよりもタイヤの持ちは長いですね。同じタイヤのはずなんだけど。

――ブラックとの差はどう感じましたか? マルコ・アンドレッティが予選をブラックで戦ったんですけど。

佐藤琢磨:そうだったんだ。でも、ダメでしたよね?

――グループの9番手で、やっぱりQ1敗退でした。

佐藤琢磨:ブラックとレッドでラップタイムの差は1秒はあるんじゃないですか? 間違いなくある。


「決勝は6番手なので一番やりやすいスタートになるでしょう」

――予選結果は13番手でしたが、シボレーのグリッド降格があるので、6番手スタートができます。

佐藤琢磨:インチキグリッドだけど、前の方も見える戦いができますね。1コーナーの混乱も少ないところでスタートできます。多分、過去のロングビーチはいろいろと苦労を重ねてきてますけど、今までで一番やり易いスタートになると思います。

――明日のウォームアップについては、どういうことをやるべきと考えてますか?

佐藤琢磨:今日の予選で見切れなかったバランスと、それから、レッドタイヤがかなり長持ちするというのはわかったんだけれども、その先まで行ったらどうなるのかっていうのも見たいですね。だからセミ・ロング・ランみたいな形で試すと思います。あとは、タイヤに優しく行かないといけないんで、そのあたり、クルマのセットアップも変えて行くと思います。

――レッドは新品2セットを残しているので、それを活かして、アドバンテージとして戦いところですね?
佐藤琢磨:はい、残念ながらレッドは2セット残ってます(笑)。明日は、前方グリッドからのスタートなので、遅いマシンに引っかかって……という状態には陥らなくて済むと思います。シェビー勢が後ろから来るだけで。

――作戦的には正攻法で行き易いってことですよね?

佐藤琢磨:そうです。すごく普通にレースができると思います。

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