Round3 Toyota Grand Prix of Long Beach
Streets of Long Beach
ロングビーチ市街地コース
カリフォルニア州ロングビーチ
全長:1.968マイル(=約3.167㎞)×85周
4月13日
天候:曇り ときどき 雨
気温: 14〜16℃
Jack AMANO(以下——):午後のプラクティスは走れませんでしたね。
佐藤琢磨:今日のプラクティス2回目は、フルウエットだったので走りませんでした。明日の予選か、明後日の決勝が雨になる予報が出ているのならキッチリと走りましたけど、明日も明後日も天気は良くなる可能性が非常に高いので、走るメリットがなかったんです。雨の予報が出ていたら、みんなが走ったでしょうけどね。せっかくサーキットに来てくれていたファンの皆さんにとってはとても残念な1日になってしまいました。
——明日のプラクティス3は難しいコンディションになりますね。
佐藤琢磨:これだけ雨が降ったら、明日のプラクティスは路面のグリップがかなり低くなっていると思います。ダスティにもなるでしょうね。ロングビーチは典型的なストリートサーキットですから。インディーライツが先に走るのは少しの助けにはなるでしょうが、彼らのコンパウンドはインディーカーのとはまた違いますし……。
そうした路面ではマシンのバランスが悪くなる。特にセッションの最初のうちはそういう状況が続くことになります。走行を重ねて行くとタイムは大幅に上がるでしょう。
予選はオルタネートタイヤで走ります。セント・ピータースバーグでは1周につき1秒ぐらい速くなっていましたから、ここもほぼ同じ感じになるのでは?
——明日の戦い方の難しさは、どの程度のもになりますか?
佐藤琢磨:かなりのものになると思いますよ。今日のドライタイヤでのラップタイムっていのうは去年と比べて8秒落ちぐらいですよね。だから、ほとんど参考にはならない。もちろん、ある程度はライドハイトとかギヤレシオとかの指針にはなったけれども、それだけでは完璧な状態とはほど遠いので、明日、プラクティス3の1時間のセッションでかなりの動きをしないとならない。イニシャルのセッティングが良ければ本当にちょっとしたチューニングでいいんだけれど、もしズレていたら、予選に向けてクルマを大きく変えて……って戦い方になる。そういう意味で非常に難しいものになりますね。
——そういう難しさを含め、琢磨選手の今年の第三戦の予選での目標は、何に置いていますか?
佐藤琢磨:第一戦はクルマにちょっとした問題があったこともあって、思い通りの走りができなかった。第二戦では超ソフトコンパウンドのタイヤでの予選で、1周、2周とかアタックできない中で残念ながらトラフィックに遭遇してしまった。だから、この2戦、予選ではまったく満足の行く走りができていないので、少なくとも明日に関して言えば、とにかくトラブルフリーで、Q2まではやっぱり行きたいですよね。で、その後どれぐらい自分たちのパフォーマンスがあるかによって、もちろんQ3も狙って行きたいです。まぁ、とにかくひとつでも前のポジションでっていうのはいつもと変わらないです。
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