テストの第1グループをエンジン別で見てみよう。
ホンダ・ファミリーは、シュミット・ハミルトン・モータースポーツとデイル・コイン・レーシングの2チームが走っている。
ボウタイ軍団は、チーム・ペンスキーとアンドレッティ・オートスポート。こちらも2チームだ。
ロータス勢は? というと、HVMレーシングとドラゴン・レーシングと、やはりコチラも2チームだったのだが、走行初日は前述のとおりにドラゴンは走れなかった。なお、このロータスユーザーたちだが、チーム名のアタマにロータスの文字をつけ、ロータス・HVMレーシング、ロータス・ドラゴン・レーシングを名乗っている。
ペンスキー、今年も盤石の3台体制
今年もベライゾンカラーをまとうパワー Photo:INDYCAR(LAT) |
シボレーのアンドレッティではヒンチクリフがGO DADDY継承
アンドレッティへの加入でヒンチクリフは飛躍を期する Photo:INDYCAR(LAT) |
マルコのRCコーラのカラーリングが映える Photo:INDYCAR(LAT) |
ホンダ勢では早くも注目を集めるシモン・パジェノー
昨年、インディーカー初レースで驚異的なパフォーマンスを見せたパジェノー 今シーズン早くもテストから注目を集めている Photo:Masahiko Amano\Amano e Associati |
パジェノーはフォーミュラ・ルノー3.5で戦った後に渡米、すぐさまフォーミュラ・アトランティックでチャンピオンになって、チャンプカーへとステップアップ。ここまでは順調だった。しかし、その後は波乱万丈だ。チャンプカーで1シーズンを戦ったが、そこでシリーズが破綻し、IRLへと併合されてしまった。まだキャリアが浅かったパジェノーはインディーカーへのスイッチがうまく行かなかった。
しかし、彼の才能を認めていたのがHPDで、ド・フェラン・モータースポーツからアメリカン・ル・マン・シリーズへとシーズン途中から出場。LMP2で始まったプロジェクトは2シーズン目にトップ・カテゴリーのLMP1へと移行し、ド・フェランがインディーカーへと移った後にはハイクロフト・レーシングでアキュラ・ワークスのマシンを駆り、シリーズ・チャンピオンとなった。
ところが、ここでパジェノーにとってはまたも不運な事態が起きた。リーマン・ショックでアキュラがスポーツカー・プロジェクトをストップしたのだ。それでも、彼の才能は母国で認められ、プジョーのワークス入り。彼は2011年のル・マン24時間で2位フィニッシュしている。2011年には、インディーカーに2チームから3レース出場。デビュー戦となったバーバー・モータースポーツ・パーク(負傷したアナ・ベアトリスの代役)での8位フィニッシュはセンセーショナルだった。なにしろ、この週末まで彼はインディーカーには乗ったことがなかったのだ。
シュミットのチームは2カーでの出場を目指していたが、フル・エントリーは1台だけとなった。77号車のメイン・スポンサーはhpだ。
その彼らはシーズン開幕を目前にして、去年もインディー500に出場したドライバーのデイビー・ハミルトン(去年、hpカラーで走ってた)がチームの経営へと参画したことを発表。エントリー名はシュミット・ハミルトン・モータースポーツへと変るようだ。ハミルトンは今年もインディー500に出場するプランで、パートナーにシュミットを選んだということなのだろう。
ホンダになったデイル・コインにはウイルソンが復帰
昨シーズン終盤の負傷も癒えウィルソンは再びデイル・コインに Photo:INDYCAR(LAT) |
今回、唯一走行できたロータス、HVMレーシングのシモーナ
シモーナは真新しいロータスカラーに Photo:INDYCAR(LAT) |
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