第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg
コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周
Day1:3月23日
天候:晴れ
気温:25〜28℃
今シーズン最初のセッション最速はスコット・ディクソン
金曜最速は午後にトップタイムをマークしたウィル・パワー
真夏のような日差しの下で正午前に始まったプラクティス1は、当然、まだコースにラバーがほとんど乗っていないコンディション。ここでトップタイムとな1分03秒0406をマークしたのはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
金曜日は入場無料。多くのファンが朝からダウンタウンのストリートコースに集まっていた。
ランチブレイクを終えてから行われたプラクティス2では、路面が若干良くなっていた。各チームともマシンセッティングも向上させており、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分02秒0077までラップタイムを縮め、同セッションでのトップ、そして走行初日の最速ランナーとなった。
「タイヤがどれだけ消耗するのか、その理解が十分高まるまではタイヤを温存したかった。だから2回目のプラクティスはたくさん走らなかった。その結果というワケではないけれど、今日を終えた時点での自分たちはとても良い状況に置かれていると思う。26台のレギュラーが実際に一緒に走ってみて、競争の激しさを再確認した。戦いが熾烈なのは、とても良いことだ」とパワーは語った。
出場26台全員がプラクティス2にベストを記録。パワーに続く2番手にはライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)がつけ、3番手はディフェンディング・チャンピオンで昨年のセント・ピータースバーグ・ウイナーのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)、4番手は08年にセント・ピータ-スバーグで優勝しているグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。午前中最速のディクソンは今日の2セッション総合で5番手だった。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、今日の2セッション総合で18番手というスロースタートを切った。
プラクティス1での琢磨はイニシャルセッティングからライドハイトの調整などを行い、1時間で17周を走行。11周目に出した1分04秒1072の自己ベストによって15番手につけた。
プラクィテス2でもセッティング変更を重ね、琢磨は同じく1時間のセッションで21周を走行。ベストは5周目に出した1分02秒9594で18番手。これがそのままこの日の順位となった。
「プラクティス2の終盤はイエローが重なってしまったこともあって、やりたいことのうちの半分もできなかった」と琢磨は苦しい状況を話した。「明日のプラクティスでは、大きくセッティングを変えて行かなくちゃならない」ともコメント。マシンが思い通りに進歩を遂げて行かない状況で、開幕戦の滑り出しは決してスムーズとは言い難いものになっている。
今年からの参戦で大いに注目されているルーベンス・バリケロ(KVレーシングテクノロジー)は、1分03秒3290のベストによって26台中の23番手だった。一方、開幕前のテストで常に彼より遅かったトニー・カナーンが、走行初日を8番手で終えた。
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