エントリーはインディー500から。実力あるドライバーと琢磨も評価
3月6日、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングが2台目のドライバーを発表した。ルカ・フィリッピ。イタリア出身の26歳。GP2で去年ランキング2位となったドライバーだ。GP2での通算勝利数は「5」。GP2アジアでも1勝している。
残念ながら、フィリッピは開幕戦からの出場はできない。彼が第96回インディー500から最終戦までエントリーすることとなった。カーナンバーは30番になるという。
「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの一員になれるなんて素晴らしい。レーシング・ドライバーであると同時に熱烈なるレースファンである身としては、ボビー・レイホールのような伝説的なチーム・オーナーの下で走れるのはうれしい驚きだ。彼は僕が今年、アメリカでの初めてのオープンホイールレースを戦う上で必要な新しい物事を学びとる上で大きな助けとなってくれるに違いない」とコメントしている。
レイホールは、「ルカのGP2での活動を興味を持って注視して来ていた。彼はベストのエクィップメントを常に与えられていたわけではないが、高い競争力を発揮し、さらには勝てることさえ実証して見せていた」とフィリッピを賞賛し、チーム入りを喜んでいる。
琢磨も「入っていたチームなどを考えると、グロージャンを相手にGP2でチャンピオン争いをしたのは実力があるから。ホンダF1でテストドライバーをやっていて、フィードバックも良かったと評価されている。自分としては、過去2年間で得られた経験からアドバイスをして、2人でマシンを良くして行きたい」とヨーロッパからのチームメイト加入を歓迎している。
彼のマシンのスポンサー、担当エンジニアなど参戦大勢の詳細は未だ発表されていない。フィリッピは2月からRLLのプライベートテストに合流して見学。フルシーズンエントリーを行う体制を整え切れず、フルシーズン用のエンジンリース権=1台分をサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングへと譲らざるを得なかった。
フィリッピはインディー500のルーキー・オリエンテーション・プログラムに参加する義務があるが、その前にどこかでテスト走行のチャンスを与えられる予定だ。
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