第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg
コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周
決勝:3月25日
天候:晴れ
気温:27〜28℃
Jack AMANO(以下——):トップを気持ちよく走ったレースでしたね。
佐藤琢磨:レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのインディーカーへの復帰戦で、クルマをトップで走らせることができたのは嬉しかったです。今日のパフォーマンスによって自分もクルーたちも大きくモチベーションが高められたと思います。プラクティス、予選とイマイチ方向性が見えなかったんですけど、昨日の夜にちょっとした不具合が見つかって、セットアップをやり直して、朝のウォームアップでの良い走りに繋がったですよね。といっても、朝は路面がウェットだったので、それがフィルターになって、どれだけ自分たちがコンペティティブなのかがわからなかった。でも、少なくとも乗った感じは凄く良かったので、決勝に向けて僕自身は期待値が上がってました。ただ、14番手からのスタートだし、あそこまで行けるとは思わなかった。
——スタート、リスタートで大きく順位を上げてましたね?
佐藤琢磨:エキサイティングでしたね。僕としては今日は非常に落ち着いてレースをしていて、とにかく開幕戦はトラブルフリーでゴールすることしか考えてませんでしたね。それでも、前にダリオ・フランキッティとかウィル・パワーがいると、やっぱり熱くなる。特にピットストップで負けちゃったダリオに関しては、コース上で抜き返してやろうって凄い意気込んでましたけど、チャンスを伺って、それに繋げられたのは嬉しいし、今日は本当に多くのことを経験できた第一戦でしたね。パフォーマンスも今後に繋がる良いレースになってたと思います。
——最初のスタートも、次のリスタートも良かった。今日はノリノリでしたね?
佐藤琢磨:そうでしたね。自信もあったしね、再スタートには。もちろん、行けない時には行けない。2回目のリスタートでは順位を上げれませんでしたよね。だけど、行ける時は行くっていう判断が今日はスムーズにできてました。
——今日はダリオを2回抜きましたよね。まずはリスタートでパスして、コース上での1対1のバトルでもオーバーテイクしている。どんなパスでしたか? やっぱり彼はパスの難しい相手でしたか?
佐藤琢磨:最高にエキサイティングでしたね。ダリオとウィルとをターン1で抜きました。
——彼らトップコンテンダーに自分の存在を思い切り見せつけたいところですよね?
佐藤琢磨:もちろん、それを今日はできた。とても良いアピールというか、パフォーマンスになっていたと思います。
——リタイアの原因はギヤボックスなんですね?
佐藤琢磨:なんかギヤシフターを動かすエアラインの問題っぽいですね。
——あのピットストップ前までは全然問題なかったんですよね?
佐藤琢磨:そう。ピットから出たら3速以上に上がらなくなっちゃった。
——悔しいですよね、良い走りができてただけに。
佐藤琢磨:本当、メチャクチャ悔しいです。
——でも、第2戦に向けての展望は明るいですよね?
佐藤琢磨:セント・ピータースバーグとバーバーじゃまったく種類の異なるコースだし、正直言ってバーバーでのテストはあんまり良くなかったので、どこまで行けるかはわからないけど、少なくともメカニックたちはみんなモチベーションが凄く上がってるから、良い仕事を期待します。
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