第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg
コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周
Day2:3月24日
天候:晴れ
気温:26℃
予選を目前に控えたプラクティス3、天候は快晴、気温は26℃と、昨日とほぼ同じコンディション。ここでトップタイムをマークしたのはルーキーのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)だった。
昨日、ウィル・パワーが出したベストは1分02秒0077だったが、パジェノーはセッション終了間際に1分01秒8929までラップタイムを縮めてみせた。パワーは21分02秒93995で2番手に甘んじた。
ホンダ、シボレー、ロータスとエンジンは3メーカーが供給しているが、その差は非常に小さいようだ。特にホンダとシボレーの差はほとんどないに等しいのか、トップ2のタイム差は0.0466秒しかなかった。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、1分02秒6939と自己ベストをコンマ3秒ほど縮めたが、ポジションは18番手と、昨日の2セッション終了時点から変わらなかった。
さぁ、午後にはいよいよ今年最初の予選が行われる。ドライバーたちにはより大きなプレッシャーがかかる。計測時間は短く、小さなミスも決定的なものとなるからだ。そこにオルタネートタイヤ=レッドタイヤという要素も関わって来る。グリップの高いレッドにどこまでエンジニアとドライバーはセッティング、そしてドライビングをどれだけ上手く合わせることができるか。そして、クリアラップをキッチリと手に入れることも上位でクォリファイするためには必要だ。
Jack AMANO(以下——):3回目のプラクティスはどうでした?
佐藤琢磨:マシンは良くなってます。でも、最後にタイムが全然伸びなかったですね。
——ニュータイヤを入れたのに。
佐藤琢磨:うん、そうですね。
——今、何に最も苦しんでいるんでしょう?
佐藤琢磨:もう全部、全部。
——グリップがない?
佐藤琢磨:純粋にグリップがない。だからもう、グリップレベル的にアンダーステアもオーバーステアも出るし、クルマはちょっと落ち着かない感じがしてる。昨日に比べて僕らなりには良くなっていて、そういう意味では大分方向性は見えたと思ったんだけど、そこから先がなかなか難しい。
——昨日からセットアップを大きく変えて行って、そういう事態になってるんですか?
佐藤琢磨:そうです。結構変えましたね。
——じゃ、予選は昨日と今日を比べて、またさらに変えてくってことになるんですか?
佐藤琢磨:うん。まぁ、ここからはあんまり大きくは変えられないですけどね、あまりにもそれは冒険に過ぎるので。ただまぁ、今のポジションはあんまり良くないし、レッドタイヤでまたどうなるかっていうのもあるから。去年までの経験からすると、レッドにすると相当グリップが上がるし、まぁ少なくとも、1秒までは行かないと思うけど、コンマ5秒は確実に上がって来るから、それにどうクルマを合わせて行くのかっていうのを考えます。
——Q2に進み、より多くの周回数を増やして、さらにマシンを学びたいところですよね?
佐藤琢磨:それはもちろんです。絶対Q2に上がりたいですよね。今はQ1レベルだけど。
——一気に上がる闘いぶりを期待したいところです。
佐藤琢磨:はい、Q2までで。
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