バーバー・モータースポーツ・パーク
3月30日(金) プラクティス
天候:曇り のち 晴れ
気温:21~23℃
佐藤琢磨、プラクティス1で3番手の好タイム
プラクティス1で3番手、プラクティス2でトップだった琢磨は 早速取材陣に取り囲まれる。 Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati |
ルーキーのニューガデン、バリケロを上回る走り
ルーキーのジョセフ・ニューガデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)が4番手に来た。琢磨同様に彼も2セット目のタイヤでのベスト記録のはず。彼は開幕戦でもパフォーマンスが良かった。今後も注目して行きたい。初めて使うオルタネートタイヤ=レッドタイヤに手こずってか開幕戦の予選では目立たなかったけれど、レースでもいい走りをしていた。最終ラップにジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)と接触、トップ10入りをギリギリ逃したけれど……。5番手はルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)。元F1ドライバーの上を行ったんですよ、ニューガーデン、そしてサラ・フィッシャーのチームは。
チップ・ガナッシ・レーシング勢は、ダリオ・フランキッティが9番手、スコット・ディクソンが13番手とスロースタート気味。まさか、今週はセント・ピータースバーグ以上の苦戦だったり……はしないよなぁ。
プラクティス2はニューシャシー初のウェットセッションに
ピットアウトするハンター-レイ。ピットレーンでもこれだけの水幕が上がるほどの ハードウエットになった。 Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati |
ダントツの早さを見せた琢磨
プラクティス2のトップは琢磨。セッション序盤は雨が弱く、途中から降りが強くなってたので、走るタイミングも順位に大きく影響してた。ただし、同じ状況下で走っている中で琢磨がダントツに速かったのも事実だった。チーム・ペンスキーの3人はとうとう最後まで一切走らなかった。
この結果、今日のトップ3はプラクティス1のパワー、カストロネベス、琢磨の3人となった。
「プラクティス1でマシンの良さは確認済み。この雨でグリップが下がるから、そこにマシンを合わせる必要がある。今年から使われている新車はグリップが大きいので、路面のグリップが多少下がっても、去年までのマシンに比べて走り易い。セント・ピータースバーグでの開幕戦では、ライバル勢の力量、他メーカーのエンジンのパフォーマンスがどの程度かが不明だったけれど、今回はそこがわかっている。僕らは予選でも良いグリッドを得ることができそうだ」とパワーは語っていた。 金曜日のプラクティス1は、ランキング・トップ10圏外(開幕戦の11位以下)とルーキーたちの17人が第1グループで、12時半から30分間走った。第2グループはエントラント全員で、走行時間は同じく30分間。今年も残ってるわけですよ、ランキング10位に線を引くビミョーなルールは。プラクティス2はプラクティス1終了から2時間しかインターバルがない3時半のスタートでで、出場全員同時走行が1時間だった。
プラクティス1でトップタイムを出したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で、2番手がエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、3番手が佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。パワーとカストロネベスは30分間だけの走行。琢磨は60分間あって、タイヤも2セット目を投入してのベストラップ記録だった。
パワーは去年のウィナーで、カストロネベスは一昨年のウィナー。ラップタイムはパワーが1分11秒2886で、カストロネベスが0.2124秒差の1分11秒5010だった。琢磨はパワーと0.2722秒差の1分11秒5608。
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