2011年9月17日土曜日

2011 INDYCAR インサイド情報&ニュース 第15戦インディ ジャパン ザ ファイナル Day2 プラクティス2レポート:KVレーシング・テクノロジー・ロータス、突然の苦戦

Photo:Naoki Shigenobu
チップ・ガナッシレーシングがワンツー

 土曜日、プラクティス2回目は、昨日以上の晴天の下で朝9時に始まった。気温は28℃プラスでスタートし、すぐに30度以上へと到達。昨日のプラクティス1回目より暑いコンディションとなった。しかも、今日は湿度が高く、蒸し暑い。
 トップはスコット・ディクソンで、2番手はダリオ・フランキッティだった。昨日とは一転、今度はチップ・ガナッシ・レーシングが1、2位を独占した。
 佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー・ロータス)は17周を走ったが、ベストは1分40秒4353で昨日からの進歩が非常に小さかった。順位は26台の最後尾となる26位だった。トニー・カナーンは24番手と琢磨同様に大苦戦。EJ・ビソだけは1分39秒台に入ってセッションの10番手につけたが、トップのディクソンが1分38秒台まで一気にタイムを詰めたことを考えると、KVレーシングは昨日から急転、窮地に立たされた感がある。もちろん、まだ予選までにはもう1セッションあるので、そこでの挽回は可能なのだが……。
 走行を終えた琢磨は、次のプラクティスまでのインターバルが短いため、ピットからガレージへとレースエンジニアのギャレット・マザーシードと話しながら足早に直行。そこでチームのテクニカル・ディレクターで、カナーンのレース・エンジニアを兼務しているジョン・ディックに話を聞いた。

「昨日とそんなに違わないセッティングだったが……」

Jack Amano(以下――):今日のセッションは何が悪かったんですか?

ジョン・ディック:3台のデータをしっかり見ないといけないね。今朝のプラクティス・セッションで何が起きたのか、まだ我々は理解ができていない状況なので。

――昨日から今日へのマシンセッティングの変更は?

ジョン・ディック:そんなに大きな変更はしていないんだ。それなのに昨日とフィーリングが違っていたので、ちょっと驚いている。

――路面が大きく変わったということなのでしょうか?

ジョン・ディック:いや、路面は昨日と似ていたと思う。EJ・ビソはまずまずのタイムを出せていたので、彼の走行データをチェックすることから始めようと考えている。

0 件のコメント:

コメントを投稿