Photo:Naoki Shogenobu |
2011 IZOD INDYCAR SERIES Round15 INDY JAPAN THE FINAL
栃木県 ツインリンクもてぎロードコース
コースタイプ:ロードコース
全長:4.801㎞×63周
Day3 9月18日
ウォームアップ 1分40秒7471 20位 9周走行
佐藤琢磨、ウォームアップも不完全燃焼の20位
快晴の空の下、昨日までより蒸し暑いコンディションでファイナルプラクティス=ウォームアップセッションは行われた。燃料を多く積んだ決勝用セッティングの最終確認、ブラックとレッドの両タイヤの評価、決勝用のタイヤのスクラビングなどが行なわれる重要なセッションだが、これは30分間と短い。しかも、今回は2台のマシンのコースオフにより、実際に与えられた走行時間は12分程度となっていた。
佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー・ロータス)はいつも通りにブラックタイヤの新品を履いてセッション開始。1ラップでスクラビングを終え、ユーズドのブラックへとタイヤを交換。マシンのチェックを始めた。しかし、4周を走ってピットインすると、ここで長い時間ストップ。この間にイエローが出て、それが解除されてコースに復帰すると、すぐさま2回目のコーション。最後は残り1分プラスでの走行再開となったが、ここからは走れたのは2連続のラップだけ。結局、琢磨は9周が計測されたが、ベストは最終ラップの1分40秒7471で、26台数中の20番手にランクされるものだった。このラップがなければ彼は今週2回目のセッション最下位となるところだった。チームメイトのEJ・ビソは18番手、トニー・カナーンは21番手と、3人揃って決勝直前のプラクティスでのパフォーマンスは芳しくなかった。
Jack Amano(以下――):あまり走れませんでしたね?
佐藤琢磨:そうなんですよ。
――ピットに長く留まっていましたが、何かマシンにトラブルが出たんですか?
佐藤琢磨:トラブルっていえばトラブルでした。自分たちが考えていたプログラムで、替えるべきものがあったんですけど、それが準備されていなかったんです。
――決勝に向け、タイヤの評価、セッティングの確認や調整などができなかったということですね?
佐藤琢磨:全然できなかった。タイムを取れたラップはハッキリ言って最後の1ラップだけだったから……。
――最後はレッドタイヤを装着しての走行でした。その1周で得た感触は?
佐藤琢磨:それはそこそこに良かった。でも20番手ですよ。
――決勝を前に苦しい状況になってしまっていましたが、頑張ってください。
佐藤琢磨:はい。頑張ります。
ウォームアップの最後、レットタイヤで走行する佐藤琢磨。 Photo:Naoki Shigenobu |
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