Photo:INDYCAR |
「2回の表彰台、幾つものトップ10フィニッシュ、そしてランキング5位という好成績は、カナーンがレーサーとしての高い能力で挙げてきたものであって、ドライバーとエンジニアが融合し、プラクティスから予選、決勝とすべてで力を出し切った結果として手に入れたものではない」とキャノンは話している。ドライバーとエンジニアのあるべき姿とは、ふたりが良い化学反応を起こし、一体化をなすこと。それをカナーンとキャノンは、12レースを費やしても実現できなかったと考えているのだ。
キャノンは今シーズン開幕直前のオープンテストまでHVMレーシングで働いていた。シモーナ・デ・シルベシトロとの2シーズン目を戦うつもりだったのだ。しかし、カナーンの参戦が開幕直前に決まり、KVレーシングテクノロジー・ロータスはカナーンの担当エンジニアにしようとキャノンをHVMから力づくで引っこ抜いた。そうまでして獲得したエンジニアをシーズン途中で放出する。そこにはドライバー、つまりはカナーンの意思が強く影響したと考えられる。後任はまだ発表されていない。
カナーンがひとりのエンジニアと長続きしないケースは、アンドレッティ・グリーン・レーシングの時代に増えたように感じられる。経験豊富なドライバーとなって、エンジニア選びの基準が非常に厳しくなっているのがその理由のひとつだろう。しかし、チーム内で大きな発言権を獲得したベテランが、少々強引に自己主張を通すようになっているとの印象も受ける。このゴタゴタはカナーン自身にだけでなく、チーム全体、すなわち、佐藤琢磨とEJ・ビソにも悪影響を及ぼす可能性がある。
去年と比べて格段にチーム力が上がってきているKVRTロータス。
返信削除ロータスとの2年目、トニーの加入でトップチームに接近してます。
チームのゴタゴタは、良い結果をもたらさないですよねぇ(> <)
来年の話しは早いけど、、KVRTはHONDAエンジンを選択して欲しい。
ロータスエンジンになると、琢磨は残留できるのでしょうか?!
ロータス好きなので(^ ^)Japanmarketを考えると、琢磨がKVで
いて欲しい(^ ^) F1のような、持参金競争はイヤなのでっす。
コウ さん、詳しい状況がわからないだけに心配な出来事ですよね。次のレースはそういう意味でも気になります。ここでカナーン選手、そしてチーム全体がスムーズにレースを戦っていければ、ひとまずは安心なのではないでしょうか。
返信削除来年についても気になるところですが、選手はエンジンがわからないと交渉を進めづらいような気もします。果たしてどうなるのでしょうか?(更新係)