第13戦インディー・グランプリ オブ ソノマ
Indy Grand Prix of Sonoma
Infineon Raceway
インフィネオン・レースウェイ
カリフォルニア州ソノマ
コースタイプ:ロード
全長:2.303マイル(=約3.706km)×75周
Race Day 8月28日
ウォームアップ 23位 1分21秒2074 18周走行
佐藤琢磨、決勝レースでの作戦については語らず
霧のため1時間15分の遅れで始まったファイナルプラクティス、佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)は18周を走ったが、そのベスト=1分21秒2074は23位にランクされるものだった。EJ・ビソは20番手、トニー・カナーンは24番手と3人揃って20位以下だった。しかし、そこには理由があった。
3人が3人とも、より速いラップタイムの期待できるレッドタイヤでの走行を行わなかったのだ(スカッフィングを除き)。琢磨は決勝用にブラック2セット、レッドのフレッシュ1セットのスカッフィングを行った後、プラクティスで使用したセットに履き替えてコースイン。セッションをフルに使って走り込んでいた。走行後に琢磨がチームの作戦について触れることはなかったが、3ストップのレースとなった場合に、ブラックとレッドを2セットずつ使うのではなく、ブラック1セットとレッド3セットで走り抜くことを想定しているのかもしれない。KVレーシングがどんな戦いぶりを見せるのか注目してみたい。
Jack AMANO(以下——)レース用セッティング、ブラックタイヤの性能チェックを入念に行っていたようでしたが?
佐藤琢磨:そうですね、気温も路面温度も結構低かったんですけど、それに合わせたセッティングで、決勝を見据えたものとして、どんな感じなのかをかなりのロングランで色々と試していました。
——フィーリングはどうでしたか?
佐藤琢磨:少し良いところが発見できたし、昨日不具合があった部分も改善ができてきたと思うんですけど、まだ絶対的なスピードという意味ではね、まぁ、まだまだって感じです。
——チームメイト2台も15〜20ラップを走りましたが、彼らもブラックだけでの走行でした。そこにはどういった発想があってのことなんでしょう?
佐藤琢磨:それぞれが違うセットアップを施して、貴重なデータを取るっていうことです。今日はコンディションがこんな感じだったので、とにかくロングランで、赤いタイヤは今回は使わないで、ブラックだけに徹しました。
——レッドを今使わなかったことで、レースでの作戦には幅が生まれるってこともありますか?
佐藤琢磨:これから3台のデータを照らし合わせて……って感じです。
0 件のコメント:
コメントを投稿