好走を見せていたパンターノだったが、思わぬペナルティにガックリ。 ヨーロッパで戦って来たドライバーが犯しやすいミスではあったが、 インディカーの裁定はまたしても明朗なものとはほど遠かった……。 Photo:INDYCAR(Shawn Gritzmacher) |
2005年以来の参戦で、1日のテストだけでの出場ながら、ジョルジョ・パンターノはドレイヤー&レインボールド・レーシングの期待を上回る目覚しいパフォーマンスを見せた。予選11位だった彼は、レースでは6位でゴールしたみせたのだ。彼より前のポジションでレースを終えたのは、二強のドライバー5人だけ。これは胸を張っていい結果だ。
しかし、彼はゴール後にペナルティを課せられ、リードラップ最後尾の17位へと降格された。
「セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)に対するブロッキングがあったため」というのがインディーカーの見解らしい。
なぜか削除されたインディーカー公式サイトの記事
「らしい」と書いたのは、インディーカーから何の発表もなされていないからだ。公式ウェブサイトのニュース記事も削除されている。
ドレイヤー&レインボールド・レーシングは、オーナーのデニス・ラインボールドがツイッターで、「周回遅れの18番が、リスタートでなぜだか我々の前に配された。そうする理由の説明などは何もなかった」などと不満を明らかにしている。しかし、彼らもまた、チームとして抗議を提出したのか否かをクリアにはしていない。彼らのこうした態度もいかがなものかと思う。
レース後のパドックで仏頂面のパンターノとラリー・カリー(チームマネジャー)とすれ違った。あれはインディーカーとの話し合いの後だったんだろうか?
不可解なインディーカーの態度に疑念は深まる……
レースを運営するインディーカーは、ペナルティを誰かに課した場合には、その事実と理由を明らかにすぐ義務がある。そして、チームから抗議が提出された場合には、その情報も速やかに公開するべきだろう。
彼らはなぜ一度出した記事を隠さなければならなかったのか? レースコントロール=ブライアン・バーンハートが2戦連続で判断ミスをしたのか? それで彼らは隠れたところでドレイヤーと交渉し、表沙汰にしないで解決したいということなのか?
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