2011年8月28日日曜日

2011 INDYCAR レースレポート 第13戦 プラクティス2:ルーキーがトップタイムをマーク。琢磨は17番手〜インディ グランプリ オブ ソノマDay2〜

参戦2戦目のマーティン・プロウマンがトップタイムをマーク
Photo:INDYCAR(Chris Jones)
第13戦インディー・グランプリ オブ ソノマ
Indy Grand Prix of Sonoma
Infineon Raceway

インフィネオン・レースウェイ
カリフォルニア州ソノマ
コースタイプ:ロード
全長:2.303マイル(=約3.706km)×75周
Day2 8月27日

 AFS/サム・シュミット・モータースポーツのマーティン・プロウマン=デビュー2戦目がプラクティス2回目のトップだった。彼だけではない。4番手はJR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)、5番手はジェイムス・ジェイクス(デイル・コイン・レーシング)、8番手はセバスチャン・サーベドラ(コンクエスト・レーシング)、11番手はホーピン・タン(ドラゴン/サム・シュミット・モータースポーツ)、13番手はジョルジョ・パンターノ(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)……と、ルーキーたちが上位半分に6人も入っていた。

 この理由は、彼らがファイアストン・ファイアーホークのオルタネート(レッド)・タイヤ=ソフトコンパウンドで、サイドウォールが赤くされた通称レッドタイヤを装着していたからだ。ただし、上記の6人の中でパンターノだけはレッドタイヤを使わずに上位半分に食い込んで見せたようだった。
 今朝のプラクティスでレッドタイヤを試したのはルーキーたちだけではなかった。それによって彼らのラップタイムは0.5秒から1秒は自己ベストより速くなっていた模様だ。

 ただ、プラクティスで1セットを使ってしまうと、それをまた予選で使うことも可能だが、フレッシュで投入するよりもパフォーマンスは確実に低くなる。プラクティスでレッドタイヤを使うことにより、その性能なりキャラクターを把握することはでき、それは予選でのマシンセッティングを決める上で大きな助けとなるだろうが、それと引き換えに失うものも小さくはない。ポールポジションを狙う者たちには考えられない作戦だ。今朝のプラクティスでレッドを使ったルーキーたちは、予選で第二ステージ(セグメント)に進むことを目標に掲げているということなのだろうが、果たして何人がそれを達成するだろうか?
 なお、レッドを使わないドライバーでトップタイムをマークしたのはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)で、プロウマンに次ぐ2番手。ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は3番手、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は6番手と、昨日のプラクティスと同様にフランキッティ、パワー、ディクソンの順となっていた。佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)は、セッションの最後にニュータイヤ装着で自己ベストを大きく更新し、17番手につけた。

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