Photo:Naoki Shigenobu |
2011 IZOD INDYCAR SERIES R12 MoveThatBlock.com Indy 225
ニュー・ハンプシャー・モーター・スピードウェイ
ニュー・ハンプシャー州ラウドン
コースタイプ:オーバル
全長:1マイル(=約1.609km)×225周
天候:曇りときどき晴れ
気温:22〜23℃
路面温度:31℃
決勝日を迎えたニュー・ハンプシャーは、朝から曇り空に覆われていた。少しだが雨も降った。
ウォームアップは10時15分に開始に。与えられた時間は30分間。
ここでトップタイム=22秒3638をマークしたのはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。彼は51周も走り込んだ。
2番手につけたのはポールシッターのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)で、タイムは22秒5082だった。ディクソンとは0.1444秒差だ。こちらの周回数は、余裕のあるところを見せ付けるかのようにチームメイトに比べると随分少ない33周だった。
3番手は22秒5608を出したグレアム・レイホール。このセッションで最多の58周を彼は走った。
チップ・ガナッシ・レーシングが1-2-3だ。最近は、フランキッティとディクソンを走らせるターゲット・チームを「G1」、レイホールとチャーリー・キンボールを走らせるサテライトチームを「G2」なんて呼ぶ習慣もアリ。G2のふたり目、ルーキーのキンボールは14番手だった。
佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)は45周を走り、22秒7629を記録して6番手につけた。ベストが出たのは44周目。セッション後半にセッティング変更を行い、燃料の軽くなったところでキッチリ好タイムを出した。チームメイトふたりはというと、EJ・ビソが9番手(22秒97)、トニー・カナーンが10番手(23秒00)だった。
ガナッシが良いと、ついついチーム・ペンスキーと比べたくなる。予選でふたりをトップ10入りさせた彼らが、決勝用セッティングでどこまで盛り返してくるのか? ウィル・パワーのマシンは良くなったのか? ライアン・ブリスコーが12番手、エリオ・カストロネベスは16番手、パワーは17番手という結果から見る限り、彼らの決勝用マシンはあまり良い仕上がりとはなっていない。レースに向けて更なるセッティング変更が必要な状況と見られる。
オリオール・セルビアが5番手、ジェイムス・ヒンチクリフが8番手と、ニューマン・ハース・レーシングは今日も好調を維持している。ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポーツ)も4番手タイムをマークと安定感を見せ、チームメイトのマイク・コンウェイが7番手のタイムをマークしてもいる。マルコ・アンドレッティはトップから0.8秒以上も離された18番手で、ダニカ・パトリックはトップに1秒近く離された20番手と、チーム内部で明暗がクッキリ分かれた。
比較的涼しいコンディションだったファイナルプラクティスだが、決勝での気象コンディションがどうなるのだろうか? 暑くなる可能性はどうやら低そうだが……。
0 件のコメント:
コメントを投稿