Photo:INDYCAR(Bret Kelley) |
2011 IZOD INDYCAR SERIES R12 MoveThatBlock.com Indy 225
ニュー・ハンプシャー・モーター・スピードウェイ
ニュー・ハンプシャー州ラウドン
コースタイプ:オーバル
全長:1マイル(=約1.609km)×225周
天候:晴れ
気温:26.5〜28℃
路面温度:38.5〜43℃
2グループに分かれて30分ずつの走行とされるはずだったプラクティス2だったが、サポートレースの走行によって路面コンディションが激変! グリップが大きく下がってラップタイムがガクンと落ちたため(多くのチームが予選を意識したセットアップだったはずなのに!)、インディーカーはスケジュールの変更を即座に決断した。今回のこの変更は、非常にロジカルなものだった。それは、2グループ目にも走行開始をさせ、多くのマシンを走らせてコンディションの改善を図ったのだ。そして、最後の10分間は当初2グループ目に組み入れられていたメンバーだけによる走行時間とされた。
2グループの分け方は、予選で早い順番でアタックする人たちがグループ1で、後ろ半分の選手がグループ2。佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)は今回10番目のアタッカーとすでにクジ引きで決まっていたので、グループ1に入っていた。
琢磨陣営は今日の2回目のプラクティスで予選シミュレーションだけを行う計画だったようで、路面コンディションの非常に悪い状況ではタイヤのスクラビング以外では走らなかった。そして、唯一のアタックでその時点までのトップタイムをマークした。セッション終了時にはグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)がトップになり、2番手がダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)、3番手がジェイムス・ヒンチクリフ(ニューマン・ハース・レーシング)となって、琢磨の順位は4番手となったが、これらのタイムはいずれも琢磨が1回のアタックを終えた後の、路面コンディションがさらに良くなってから出されたものだった。実現できなかったあと1回の予選シミュレーションを琢磨が行っていたら、順位はもっと上となっていた可能性・大だった。
予選直前のプラクティスセッションで4番手タイム。琢磨は、決して悪くない状況にあると見ていいだろう。チームメイトたちは、トニー・カナーンが11番手、EJ・ビソが22番手とテストからプラクティス1までに示してきたパフォーマンスと比べると下降気味だが……。
チーム・ペンスキー勢は、このセッションでライアン・ブリスコーが5番手、エリオ・カストロネベスが7番手と、マシンをジリジリと向上させてきている様子だ。ウィル・パワーは16番手と、まだマシンを好みに仕上げられていない模様だ。
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