Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
2011 IZOD INDYCAR SERIES R9 Honda Indy Toronto
ストリート・オブ・トロント
カナダ オンタリオ州トロント
コースタイプ:ストリート
全長:1.75マイル(=約2.816km)×85周
Day1 7月8日
プラクティス2 18位 1分01秒6753 27周走行
天候:快晴
気温:26〜27℃
路面温度:48〜49℃
昨年に比べてプラクティス1回目で8位という悪くない位置につけた佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)だったが、プラクティス2回目の順位は18位と大きく後退した。しかし、彼の表情は暗くなってはいなかった。このプラクティスでの琢磨は、完全に決勝に絞り込んだマシンセッティングを行っていたからだ。タイヤ1セットを使い、1スティント分を走行。周回数は54周に及んだ。ラップタイムで上位に再び名を連ねることができなかったのには、そうならざるを得ない歴とした理由があったのだ。しかし、チームメイトのトニー・カナーンは5番手につける好ラップを記録している。KVレーシングテクノロジー・ロータスのセッティング分担は、狙い通りの成果を挙げているのだ。明日の予選、明後日の決勝、その両方で3人のドライバー全員が好パフォーマンスを発揮する。それを目指してのことだ。
Jack AMANO(以下——)プラクティス1回目と比べ、タイムの縮み具合が少なかったのは、セッティングでも一進一退というところだったということでしょうか?
佐藤琢磨:あー、そうですねぇ……ラップタイムを見ればそういうことになりますけど……。ただ、このプラクティスではまた色々なことを試していましたから、タイミング的に速いタップをニュータイヤで刻めなかったんですけど、スピードっていう意味ではそんなに心配はしていないです。やって来たプログラムが予想していた通りになったかというと、ちょっと不安なところがあるので、それをフィーリングだけじゃなくて、データの方でも確実にしたいと考えています。
——フェラーリ・チャレンジのプラクティス直後で、路面がプラクティス1回目とは違っていたかと思いますが?
佐藤琢磨:そんなに悪影響は受けませんでしたね。気温が上がってもタイムは良くなってたみたいだし、コンディションは特にセッションの後半には良いものになっていたと感じました。そうした中、1スティント分の距離をこのセッションで走れたというのは、自分たちにとって大きな収穫でした。
——ラップタイムには表れていないけれど、琢磨選手のクルマの状況はプラクティス1回目よりも進歩しているんでしょうか?
佐藤琢磨:僕のクルマ自体は速くなってないけれども、色々やったことによって、その中に成功を見つけられなかったことがわかった。それもまた進歩だと思うので、明日、マシンを良い方向に持って行きます。
——このセッションではトニー・カナーンが非常に良いタイムを出していました。それはチーム内での分担作業がうまく機能しているわけですね?
佐藤琢磨:そうですね。彼のデータを見たいですね。
——明日は予選の前にもう一度プラクティスがあります。予選シミュレーションなどは、そこで行うというプランですか?
佐藤琢磨:はい。もちろん、そのセッションでは純粋に自分たちのスピードっていうものを見たいですね。
——ファイアストン・ファスト6進出は果たせそうですか?
佐藤琢磨:うーん、今の状態じゃわからない……けど、可能性がなくはないので、まずはコンフォタブルに走れる、そういう状態に明日の朝のプラクティスでマシンを仕上げる。それが大事だと考えています。
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