グリッド決定方法、多くのアイディアをいただきました。ご提案をひとつずつ見て行きたいと思います。
orakiai ベルフェゴールさんの「第1レースでの10位までをリバースしてレース2のグリッドにする」、フェアな案ですよね。「WTCCと同じでは?」という意見も頂戴しました。WTCCって第1レースのトップ8をひっくり返したグリッドで第2レースをやるんでしたっけ?(実際はQ1トップ10をリバース:下記コメントを参照) 何台にするかは出場台数とかも影響するってコトでしょうね。何台をリバースするか、現場のファン投票で決める……とかもアリでしょうね。トップでゴールした人がクジを引くとか。多い数字を引くと自分のグリッドが後ろになっちゃうという……。
himichanchan ひみちゃんの「レース1を10周や20周に区切って、その時点の順位でポイントを加算して行き、最終的にポイントが多い順に第2レースのグリッドを決める」。コレ、すごいデス。レースの途中経過もポイントの対象っていうところが。ただ、ポイント配分のディティールを決めるのはメチャ難しそう。どんな配点がが考えられるんでしょうねぇ?
kircheis5 キルヒアイスさんの「Q1は全車でレース1のグリッド決定。Q2ではレース2のP11から最後尾を決定。Q3はQ2の上位10台で レース2のトップ10を決定」っていうのは、ロードコース用の3段階予選方式をも取り入れるということでしょうか? 確かに、ロードコースの予選はエキサイティングですからね。ただ、オーバルでやると長い時間かかっちゃいそうで、実現は難しいかなぁ、是非見てみたいけど。
mktaooさんの「第1レースの結果でリバースグリッドにするなら参加台数の30%くらい=30台なら9台=で行う」。アリだと思います。そして、次のがとても斬新。「予選を連続6周にして第1レースは第1、5、6ラップ目のスピードの平均、第2レースは2、3、4ラップ目のスピードの平均で順位を決める(奇数ラップと偶数ラップに分けなかったところに深い意味が??)。6周連続で全員となると長時間になって、最初のアタッカーと最後のアタッカーでコンディションの有利不利が出易い(気温・路面温度・風など)。雨などで全部を完了できないリスクもあるんです。そこがネック。もうひとつのアイディア、「今年どおりの開催で、第1レースは従来どおりのポイントを与えるが、第2レースはポイントじゃなく賞金制」っていうのもグッドアイディア。ポイントを出さないとなると、賞金はかなりの高額を用意しないと。求むスポンサー。そんな高額賞金にして、今回のダリオみたく後方グリッドとなったら不満が炸裂しそう……って、何やっても文句が出ちゃうのか??
Rackさんは、「リバースグリッドで、なおかつ追い越し台数でポイントを追加する」というユニークなアイディア。ライバルをパスすればするほどポイントになるってのは素晴らしい。「スタートの順位とフィニッシュの順位の差×追い越しポイント。 琢磨は25番グリッドでスタートして12位でフィニッシュ。13×追い越しポイントを獲得。1位フィニッシュではなくて、獲得ポイントの多いドライバーを1位にする。追い越しポイントを3点に設定した場合、琢磨は13×3+18=57ポイント。 ウィル・パワーは2×3+50=56ポイントで琢磨の方が上になるので、追い越しポイントは1点か2点がよい」とのことですが、トップでゴールした人が優勝じゃないと多くのファンが混乱するところが心配。
boiboxさんは、「オーバルコース前提で、予選は従来の方式で第1レース、第2レース共に同一グリッドスタート。ただし、第1レースは従来通り反時計回りで、第2レースは時計回り」。逆回りは現状では無理です~っ! ドライバーは血の巡りが両方走った方が良くなるかもしれないけど。
すえひろさんは、「この前、全日本F3でやった方式=第1レースの各自のベストラップ(あるいは上位4ラップの合計など)で第2レースのグリッドを決める」。アリですよね、予選は1回で済みますし。ただ、下位グループはドラフティング利用でもなかなかベストラップが上位に来ない。下克上はあまり見られないルールとなるかも。
Rdiaさんは、「2レース目のグリッドはインターバルでピット・ストップ・コンテストを開催して決める」との提案。インターバルはクルーも忙しい……という点が問題ですが、Tカー使用なら可能かも。ただ、今でもインターバルが長くて間延びしちゃってるので……。
c4bat_kowさんは、「何だかみなさん真剣なアイデアをお考えみたいなので、ちょっと変な予選を」とのことで、「第1レース終了後に、順位順にドライバーが2列で並びヨーイドン。自らの足で走るカケッコで第1ターン辺りまで競争。もちろんヘルメット他を身につけたまま、ガチの競争……でグリッドを決める。女性レーサーはヘルメットなしなどで優遇。コレ、ドライバーから文句噴出するの間違いナシ。有利なのはトライアスロンに出ちゃうカナーンとかメイラか。
インディカーをもう20年以上も撮影して来ている重信直希カメラマンの案は、「予選順位と1レース目の決勝順位を足して数字の少ないから並べる。平等ゆえ面白みに欠けてしまいますか? 予選は2回やらないで済む。今回だとダリオ、タグ、パワー、ディクソン、琢磨……というあまりにも真っ当なグリッドとなります」。いやぁ、真っ当だけどコンサーバティブなアイディアですねぇ。「数字が同じになるディクソンと琢磨の場合、決勝順位を優先する」んだそうです。「予選が良かったのに第1レースで失敗したウェイド・カニンガム(予選8位、決勝29位)とかは救済されて19番グリッドになる。エド・カーペンター(予選5位、決勝18位)も10番手に」という点がこのアイディアの美点であると重信カメラマン。そして、「予選でせっかく頑張っても、それが2分の1レース分のポイントにしか繋がらないというのは不条理」とも。
皆さん、どれが気に入りましたか? なんか楽しいデスよね、新ルールを考えるのって。今回は本当にアリガトウございました!!
掲載ありがとうございます。補足ですが、途中経過のポイント加算は
返信削除レース2のグリッドを決める為のポイントで、
チャンピオンシップポイントには含めません。
途中リタイアしても、その時点でのポイントを有効にします。
ポイント加算周が近づくと、ポジション争いが起こったりして、
また、レース1の作戦にも変化がでて、面白いと思うんですが。。。
ひみちゃん さん、補足の説明、ありがとうございます。
返信削除また、twiiterの方に@orakiai ベルフェゴールさんからWTCCのリバースグリッドの台数について、文中の誤り(WTCCではQ1の10台でリバース)のご指摘と補足をいただきました。
「Q1で11位になるとQ2進出できず、R1、R2共に11位スタートになってしまいます。なのでQ1では10位になるのがベストなんです。 ギャンブル駆け引きの楽しさと実力主義なプロスポーツをうまく両立しているとおもいます」
ご指摘、すみませんでした。そしてありがとうございます。確かに10位狙いというのは現実的に難しそうですね。ただ、実力的にはトップ10の速さがあることが予選そのもので証明されているというところがミソですね。(更新係)