IOWA CORN INDY 250
アイオワ・スポードウェイ
アイオワ州ニュートン
コースタイプ:ショートオーバル
全長:0.875マイル(=約1.408km)×250周
Day1 6月24日
プラクティス2 3位 18秒0025 67周走行
Photo:INDYCAR(Shawn Gritzmacher) |
アイオワでのファイナルプラクティスは、ナイトレース用に夜の7時半スタートした。昨年のレースで琢磨はトップ3を走っている。アイオワ用のマシンセッティングは決勝用のものも悪くないレベルにあるはずなのだ。
予選前のプラクティスでも決勝用セッティングの確認を行っていた琢磨だったが、ファイナルプラクティスが始まると、意外にもスピードが伸び悩んだ。気温はプラクティス1回目や予選から大きく変わらずにいたが、路面温度は予選時の45℃から一挙に30℃にまで下がっていた。コンディションの変化に対応してマシンセッティングに調整を加える必要があるのだ。
今回は順調にプログラムをこなしてきているKVレーシングテクノロジー・ロータス、ファイナルプラクティス半ばのセッティング変更でマシンをダイヤル・イン=コンディションにマッチさせることに成功した。琢磨はマイク・コンウェイの真後ろを走って7番手タイムをマークし、前方を走る3台のトラフィックに接近してドラフティングを利用、時速178.775マイル平均のラップで3番手に浮上した。
ところがその直後、琢磨はクラッシュした。77号車、アレックス・タグリアーニ(サム・シュミット・モータースポーツ)と絡んだのだ。いったい何が起こったのか?
Jack AMANO(以下——)どういう状況でアクシデントになったんでしょう?
佐藤琢磨:プラクティスの最後、アレックス・タグリアーニとサイド・バイ・サイドだったんですけど、僕は外側でしたが、スピードは全然速かったので彼を4コーナーでオーバーテイクして、その流れで一緒にコーナー(ターン1)に入って行ってたんです。彼がまだインサイドにいるのは知っていたので、セカンド・レーンをトレースするようなカタチだったんですけど、2コーナーの出口で突然当たった感じがあって、それで壁にも接触……となりました。かなりマシン同士が近いことは近かったけども、彼がインサイドから曲がり切れないで上がってきて、僕が多分、十分に外側に逃げなかったってことなんでしょうけども、こちらの方がもう完全に前に出てて、僕は何も見えてなかったです。
——琢磨選手としては、十分なスペースをインを走るタグリアーニに与えて走っていたということですね?
佐藤琢磨:そうですね、僕としてはボトム・レーンは完全に開けていたので。
——あの前に、ドラフティング利用でトップ3に入る好タイムをマークしてました。決勝に向けてのセッティングも良くなっていたということですか?
佐藤琢磨:最初、スタートではちょっと苦しくてペースが上がらなかったですけど、ピットでセッティングを色々と変更して、最後は良くなってました。
——マシンへのダメージは、幸いにも大きくないようですね?
佐藤琢磨:壁には擦る程度のぶつかり方だったし、ホイールが削れたぐらいのダメージと思います。まだマシンをよくは見てませんけど。だから明日も大丈夫です。
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