トム・アンダーソンと筆者 |
レースとレースのインターバル、たまには息抜きも……とインディアナポリスでトム・アンダーソンらとゴルフ。
去年の彼はアンドレッティ・オートスポートに入ったばっかりで忙しかったので、一度も一緒にラウンドできなかった。今年は開幕後から「また行くぞ」と言ってもらってたので、テキサスの後にインディに戻ることにした。
アンドレッティ・オートスポートの予選結果の責任を取らされ、トムは今年の予選直後にチームからリリースされた(=解雇されちゃったということデス)。勝てなくなってたチームに2勝させたのも彼だったはずなのに……。
それでもトムは、インディ500決勝でサム・シュミット・モータースポーツの2台目=タウンゼント・ベルのピットで指揮をとっていた。テキサスにはウェイド・カニンガムをサム・シュミット・モータースポーツがエントリーさせると聞いたので、またトムが仕切るんだろか? と思っていたら、そうはならなかった。雇われなかったのは、トムぐらいのキャリアだとギャラも高いからだろうか……なんて考えた。
話題はいつの間にかレースのことに
「今はアンドレッティ・オートスポートで働いている間にできなかったことをやっていて非常に忙しい。先日はポートランドに母を尋ねて来た。もう90歳過ぎだからな。それにしても、レースの仕事をしていた時より忙しいぐらだよ」とトムは笑っていた。ランチではアレコレ話題が移り変わったが、ついついレース関連のことへと戻ってきてしまう。彼が「テキサスでのレースはテレビで見ていた」というので印象を聞くと、「クジ引きをドライバーが行うスタイルは、テレビでドライバー全員の顔をそれなりの時間をかけて見せることになっていた。その点ではプラスだったろう。しかし、レースとレースのインターバルが少々長過ぎた」などと話していた。
インディ500については、「インディアナポリス・モーター・スピードウェイで、メモリアルデイに、500マイルのレースを行う。伝統として守るのはそれだけでいいのでは?」というのがトムの意見だそうだ。かなり大胆だ。チームオーナーとしての経験もある彼としては、スピードウェイやシリーズ主催者のことより、クルーを雇っているチームがいかにしたら健全運営をして行けるかに注目している。そういうチームが数多くないとシリーズが盛り上がらないからだ。
「予選に今は人が集まらないのだから、予選を長々とやっていても意味はない。今、もうインディ500の日程は長過ぎるものとなっている。以前はカーブデイが木曜だったが、今は金曜にされている。アレはひとつの週末としてインディ500が盛り上がるという面からいいアイディアだと思う」などとも彼は語っていた。
素晴らしく手入れの行き届いたコースは、インディアナポリス西北部の住宅街にある。グリーンは速くて、うねりも結構ある。フェアウェイはスムーズだけれど、ラフはメチャ厳しい。アップ&ダウンは少ないけれど、非常にチャレンジのしがいがあるコースだった。
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