プラクティス7 12:00~18:00
天候:快晴
気温:23.3~28.3℃
予選前最終のプラクティスでカストロネベスがトップタイムをマークした。 Photo:Naoki Shigenobu |
いよいよ予選は明日に迫り、昨日アクシデントを起こして火傷を負ったシモーナ・デ・シルベストロ(HVMレーシング)以外の39人が好天下で6時間フルに走り回った。
インディ500では予選も大きな勝負で、「レースの中のもうひとつのレース」とも言われるほど。今日の夕方は誰もが予選シミュレーションに励んでおり、スピードが一気にアップした。
最初に228mph(=約366.862km/h)台を出したのはエド・カーペンター(サラ・フィッシャー・レーシング)だったが、走行終了の午後6時までに彼を5人が上回り、最終的にトップに立ったのはエリオ
・カストロネベス(チーム・ペンスキー)だった。ドラフティングを多少使ってはいたが、228.611mph(=約367.835km/h)を彼は記録した。「マシンの仕上がりはレース用でも予選用でもすごくいい!」とエリオは3年連続のポールに自信アリといった感じだった。
2番手はアレックス・タグリアーニ(サム・シュミット・モータースポーツ)の228.327mph(=約367.475km/h)で、「去年からの小さな空力の変更でマシンは安定感を大きく増した。しかも、僕らはまだ速くなる可能性を残している」とこちらも自信ありげだった。
スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が228.181mph(=約367.143km/h)マイルで3番手、次がライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)の228.029mph(=約366.899km/h)だった。
バゲット、トップ5に食い込む健闘
今日素晴らしい走りを見せたのは、バートラン・バゲット(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。去年は初出場をコンクェスト・レーシングという小さなチームから行ったが、予選を危なげなく24位で通過。今年はインディだけのスポット参戦、しかもチームもインディへのスポット参戦を行うレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングという体制ながら、トップ5に食い込む228.028mph(=約366.897km/h)を記録した。明日、彼らが予選でどこまでのスピードを出せるかに注目だ。
昨年、たびたび非凡な才能を見せたバゲットが、スポット参戦のインディ500で 再びその実力をアピール。 Photo:Naoki Shigenobu |
佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー・ロータス)は227.054(=約365.330km/h)マイルで12番手だった。このラップはドラフティングを少し使ったものだったが、他の上位のドライバーたちもドラフティングの恩恵を受けていると考えられる。明日、琢磨はファスト9に入る可能性を十分に持っているということだ。
Photo:Naoki Shigenobu |
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