2011 INDYCAR第4戦 Day1 プラクティス2レポート：シモーナが2番手に大躍進、トップは好調パワー。琢磨は18番手に

第4戦 イタイパバ・サン・パウロ・インディ300
Round 4 Itaipava Sao Paulo Indy 300
Streets of Sao Paulo

ストリート・オブ・サン・パオロ
ブラジル　サン・パウロ州
全長：2.536マイル（＝約4.081km）×75周
コースタイプ：ストリート

Day1 4月30日　プラクティス2
天候：快晴
気温：27℃
路面温度：44〜45℃

プラクティス1回目を走れなかったデ・シルベストロが2番手タイムをマーク
Photo：INDYCAR（LAT）

　正午からのプラクティス2回目は、気温こそプラクティス1回目の終了時点と変わらなかったが、路面は一気に17℃アップし、セッション中にさらに1℃だけだが上昇した。
　プラクティスの残り時間が15分を切ったところで昨年予選2位だったアレックス・タグリアーニ（サム・シュミット・モータースポーツ）が1分24秒5096でトップに立ったが、セッションが終わってみれば彼の順位は9番手まで落ちていた。

　トップはウィル・パワー（チーム・ペンスキー）。タイムはプラクティス1回目のトップからほぼ1秒短縮の1分24秒1509だった。2番手はシモーナ・デ・シルベストロ（HVMレーシング）。プラクティス1回目を電気系トラブルで走れなかったシモーナだが、短い時間でマシンを仕上げてみせた。
　3番手はスコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング）、4番手はライアン・ハンター-レイ（アンドレッティ・オートスポーツ）、5番手はダリオ・フランキッティ（チップ・ガナッシ・レーシング）、6番手はエリオ・カストロネベス（チーム・ペンスキー）と続き、20番手のラファエル・マトス（AFSレーシング）までが1分24秒台へと突入した。ただし、7、8番手に入ったJR・ヒルデブランド（パンサー・レーシング）と、セバスチャン・ブルデイ（デイル・コイン・レーシング）はレッド・タイヤ（ソフトタイプ）使用だった。

トップタイムは相変わらず好調なパワー
Photo：INDYCAR（LAT）

　プラクティス1回目にトップだったライアン・ブリスコー（チーム・ペンスキー）がプラクティス2回目には11番手と苦戦。ジャスティン・ウィルソン（ドレイヤー＆レインボールド・レーシング）も17番手に低迷した。オリオール・セルビア（ニューマン・ハース・レーシング）は2セッションを終えても15番手と今回はスピードを見せることができていない。
　KVレーシング・テクノロジー勢は、トニー・カナーンの10番手がベスト。佐藤琢磨はセッション前半に1分25秒0762を出してトップに立ち、その後にタイヤを2セット投入してがタイム更新を果たせず、18番手だった。EJ・ビソは走り始めてから4周目にヘアピンのタイヤバリアに突っ込んだ。