2011年5月1日日曜日

2011 INDYCAR第4戦 Day1 プラクティス1レポート:最初のプラクティスから好タイム続々。昨年のポールタイムではブービーに

第4戦 イタイパバ・サン・パウロ・インディ300
Round 4 Itaipava Sao Paulo Indy 300
Streets of Sao Paulo

ストリート・オブ・サン・パオロ
ブラジル サン・パウロ州
全長:2.536マイル(=約4.081km)×75周
コースタイプ:ストリート

Day1 4月30日 プラクティス1
天候:快晴
気温:20〜22℃
路面温度:24〜27℃
トップタイムをマークしたライアン・ブリスコー
Photo:INDYCAR(LAT)

ペンスキー勢と昨年のフロントランナーが今年も好調。佐藤琢磨は13番手発進
 ブラジル、サン・パウロでの第4戦は2デイイベント。プラクティス1回目は土曜日の朝8時半に始まった。正午からプラクティス2回目が行われ、予選はさらにその後に行われる。

 朝方は曇っていたサン・パウロだが、プラクティスが始まる頃には日差しが照りつける天気に変わっていた。今日は蒸し暑い1日となりそうだ。
 それでも、朝の早いうちに始まったプラクティス1回目は、気温も路面温度もゆっくりと上がって行き、急激に暑くなるということはなかった。そうしたコンディションもプラスに作用したのか、最初のセッションから好タイムが次々と記録された。去年、ダリオ・フランキッティがポールポジションを獲得した時のタイムは1分27秒7354だったが、今年はそのタイムだと25台中の24位にしかなれない(26台がエントリーしているが、HVMレーシングのシモーナ・デ・シルベストロは0周でストップし、ガレージに向かったためタイムシートに名前がない)のだ。新舗装によってコースはバンピーさが減り、グリップレベルも高まっているということだろう。

 プラクティス1回目の最後、新タイヤ装着でトップだったのはライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)で、彼のベストラップはなんと!去年のポールタイムより1秒半以上も速い1分25秒1072だった。2番手は1分25秒1421のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で、3番手は1分25秒2043のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポーツ)だった。いずれも去年のレースでトップを走ったドライバーだ。
 地元ブラジル勢のトップはエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)で1分25秒2314。チップ・ガナッシ・レーシング勢はダリオ・フランキッティが1分25秒3873で6番手、スコット・ディクソンが1分25秒5052で7番手だった。ペンスキーとガナッシ以外でトップ6入りしたのは上記のハンター-レイの他、今回もロードコースでの安定した速さを見せて5番手に食い込んでいるジャスティン・ウィルソン(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)だ。トップのブリスコーから0.4秒の差の中に7人がいて、1分25秒台をマークしたドライバーは16人。今回も予選の戦いは非常に熾烈だ。

 KVレーシング・テクノロジー勢は、トニー・カナーンが11周しかしていないのに1分25秒6099で8番手につけ、さすがなところをみせた。EJ・ビソは1分25秒7079がベストで9番手と、好調な滑り出しを見せた。しかし、佐藤琢磨はマシン・セッティングが彼の望むものではなく、25周したうちの21周目=1分25秒8121がベストで、13番手での発進となった。

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